前週に釣行1回で203匹を超えていよいよ盛期を迎えた須磨海岸の豆アジ。
前記事:強風の中、豆アジは盛期へ:6月8日(土)

私の今年の豆アジ釣果目標:2,019匹まで1,614匹という状態で迎えた先週末ももちろんまた須磨海岸へ行きましたよ~。

私の「豆アジ2,019匹」のルール:
 1)カウント対象:10cm未満の豆アジのみ。
  10cm以上は持ち帰ってもよいが数にはカウントしない。
 2)10cm未満であれば知り合いにプレゼントする分は釣果としてカウントしてよい。

この1)が問題なのですね。
特に今年は釣れ始めた当初からサイズがやや大きめで、早くしないと10cm以上の小アジの比率が高まってくるのです。

ではなぜそこまで10cm未満にこだわるのか。
それは頭を落とさずに油で揚げて美味しいサイズが10cm未満だからなのです。

それを超えると頭の骨が固くなってきて、頭の骨をサクサクに揚げようとすると身がカリカリに揚がり過ぎ、かといって身がちょうどいい揚がり具合だと頭の骨が固いままになってしまうのですね。
ちょうど頭と身の両方がサクサクに揚がるのが10cmまでなのですよ。

じゃあ頭を落として揚げればいいんじゃね?とおっしゃる方は一度「頭有り」と「頭無し」の唐揚げ食べ比べをしてみてくださいな。
豆アジの旨さは頭に宿る!
という事がお分かりいただけると思います。
また頭だけの唐揚げは香りが強すぎるのでやはり身の旨味とのバランスが大事なのです。


さて先週末の6月15日(土)は風速10mを超える爆風と雨のため釣りには行けず、6月16日(日)午前中だけの釣行でした。

■釣行日:2019年6月16日(日) 07:30-12:00
■場所 :須磨浦漁港 西大波止 内向きの船着き場

土曜よりもマシとはいえ、千守突堤や須磨浦漁港東波止は暴風に体が煽られ荷物が吹き飛ばされそうな状態ですので、西風を避けられる須磨浦漁港西波止内向きへ。
01釣れるよ

結果は10cm未満の豆アジのみの持ち帰りで、
意地の323匹!!
うーん、時速72匹ですか。
ツバスが回って小魚を追い回しているためか時折群れがピタッといなくなる時間が長かったですね。

また釣れるアジの中に10cmを超えるものが混じり始めてます。
02ただしサイズが

アジのサビキ釣りシーズンは最盛期を迎えつつありますが私にとっての豆アジシーズンはそろそろ終盤戦を迎えそうですよ。
こりゃ先を急がなきゃいけませんね。

また、須磨海岸は海の家の建設も始まっています。
今年の海開きは7月11日(木)だとか。
海開きになると釣りができるエリアと時間帯に制限が掛かりますのでやはりそれまでが勝負です。

03海の家建設中


という訳で土日祝日だけでは日が足りなくなりそうなので
6月19日(水)は有休を取得してまた豆アジ釣り。


■釣行日:2019年6月19日(水) 08:00-11:00
■場所 :須磨浦漁港 西大波止 内向きの船着き場

吉川釣具店でアミエビレンガ2つを購入しつつお聞きしたところ、やはりこの日も須磨浦漁港内向きが良さそうとの事で日曜とほぼ同じポイントへ入ります。

平日釣行は釣り人が少なくていい場所に入りやすいのはありがたいですが、回遊魚のサビキ釣りの場合は周りの人たちが撒くアミエビも影響しますのでほどよく混んでいるくらいがベストでもありやや悩ましいです。

数か所場所を小移動して試してみると、晴天のこの日は漁船と漁船の隙間、漁船の影になるあたりに群れが固まってそうですね。

■今日のお試し■
8本針仕掛けを付けた延べ竿2本での二刀流釣法
04二本竿
(やや分かりにくいですが漁船の間に竿を2本出しています。)

2本竿にする狙い:
豆アジサビキでは仕掛けが水中にある時間を長くすることが重要ですが、1本竿の場合は掛かった豆アジを針から外してカゴに次のアミエビを詰めている時間は仕掛けが陸上にあるため、竿を2本にしてどちらかの竿は常に水中にあるようにして数を稼ぎたいというのが狙いです。

その結果:
2本竿は良くないです!
竿は1本の方が釣果が上がります。

1本の竿の豆アジを針から外したりしている間は、もう1本の竿は置き竿状態になるのですが、その置き竿に10cm級とはいえ複数のアジがかかった場合底に引き込んだり食い上げたりして仕掛けが絡まりやすいのです。
その仕掛けの絡みを解いている間にもう1本の竿の仕掛けも絡んだりして、結果として手返しは悪い、釣りのリズムは狂うとデメリットの方が大きくなるのですね。

それを避けるためには例えばAIでアジが掛かったことを判断して勝手に釣り上げてくれる「自動サビキ釣り上げロボット」みたいなのがあれば良いのでしょうがそれはもはや趣味の釣りではないですね。ははは。


結論:これまで通りに
 1) 竿1本を手に持ち仕掛けを投入する
 2) 手でアタリを取り釣り上げる
 3) 豆アジを外し匹数分カウンターのボタンを押す
 4) カゴにアミエビを詰める
 5) 上記1)に戻る
を延々と繰り返すのが最も効率が良いと分かった次第です。



帰宅後の家内との会話

家内:
08_20本針仕掛け

私:
よ、よく覚えてるね。
でもあれは失敗ではないんだよ。
20本針はあまり良くない、ということをやってみたことで発見したんだよ。


家内:
そして、今回は竿の数を増やせば良いというものでもないと発見したのー?


とほほー。


ま、それはさておき。
この日はアジの成長により8本針パーフェクトになるまで待つと仕掛けトラブルが発生しますので3匹掛かったところで引き上げるのを繰り返します。

これはその日の群がり具合とアジのサイズによって最適な1回の釣り上げ匹数を決める必要があります。


■豆アジサビキ釣りの基本:
釣り始め30分の使い方
①最初の30分はポイントの選定とアジの群れの大きさ把握に努め、釣る事よりもその日の釣れるパターンを見つけることに専念する。

②その間アミエビは惜しげもなく撒き続ける。ここでケチるとその日の釣れるパターンを見誤ることになります。よってアミエビレンガは多めに準備しておく。
(目安は6月~7月初旬であれば釣り1時間半あたり1人レンガ1個です)

③その際アミエビはオドオドしながら撒いてはいけない。
  さあ豆アジよ
  このアミエビに群がるがよい
  そして貪り喰うがよい

 という気持ちで。
 まあ無理に意識しなくても豆アジが群がり始めたら気分は自然に大胆になりますけれど。


そして延々と釣り続ける事3時間。
本日の釣果:今季最多の481匹! 時速160匹突破!
06釣果481匹
(注:10cm以上の小アジ45匹はカウントに含めず)

持ち帰り分の一部はその日のうちに唐揚げや南蛮漬けに、食べきれない分はエラとハラワタを取ってから冷凍して保存し早めに食べるようにしています。
07唐揚げ


■豆アジサビキ釣りの基本その2:
豆アジは家族1人あたり大体週100匹程度が美味しく食べられる数です。
また1回の釣行で300匹を超えるとエラとハラワタを取る下処理もしんどいですね。
ですが小さくても立派な命。釣ったら食べ切る、が基本中の基本です。



■豆アジカウンター2019■
 2019年目標   2,019匹
 6/16の釣果    323匹
 6/19の釣果    481匹
 2019年累計   1,209匹
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2,019匹-1,209匹 =  810匹
よーし目標達成まであと810匹!

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豆アジの数を数えるにはこのカウンターが便利です。
(デジタル式で防水性能が高いものは値段も高いです)