播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2016年09月


秋雨前線が停滞し鬱陶しい日が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
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今週末の神戸のお天気も「曇り時々雨 降水確率50%」と、爽やかな秋晴れではないですね。
まあ、秋の小雨の垂水漁港も味があるでしょう。雨対策もして出掛けましょうかね。
ただ最近降るときはバケツを引っくり返したようなゲリラ豪雨になるのがやや心配。

あ、私ものすごい雨男です。


初夏から盛夏ではビールに合う唐揚げや南蛮漬け用に豆アジを数多く釣りましたが、そろそろぬる燗の日本酒が美味くなる季節、アジの刺身や塩焼きが食べたくなってきましたよ。

今週末、釣りに行ける候補日は10月1日(土)の午前中か10月2日(日)の早朝。
(もしくは両方(笑))
どちらも大潮の満潮、潮どまりの頃ですね。




秋の夜長を感じるようになった今夜はアジのウキ釣りの準備をしてみましょう。

■竿■
軟調子の延べ竿 4.5m。
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サビキ釣りでも使っていますが柔らかい胴調子で大きめの魚が掛かったときの竿のしなりと糸鳴りが楽しい軽い竿です。
重さを初めて量ってみると104グラムしかありませんでした。
3.6mの延べ竿も持っていますが、最近5.4mも欲しくなってきました。
いやあ、欲しい釣り道具って果てしないですね(汗)

■浮き■
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竜神SP 浮力3B
重量3.6グラムの軽量棒ウキです。
ケミホタルが取り付けられ、夜釣りでも使えます。
浮力「3B」はオモリの号数で言えば「1号」にあたります。
トップが着脱式ではないのが難点ですが、安価なので気に入ってます。


■道糸・ハリス・針・ヨリモドシ・オモリ■
小物全体はこんな感じです。
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ナイロン2.0号の道糸を竿の長さに合わせて切りウキ止めゴムを通し、ヨリモドシを結んで0.8号のハリスを繋ぎます。
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いい感じに結べました。
そういえばヨリモドシは「サルカン」とも言いますね。
これは「糸のヨリが去る環」だと名づけられたことによるそうです。

針はアジ針の5号、念のため金袖の4号も持って行きましょう。


■仕掛け巻き■
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これまた懐かしいものを掘り出してきましたよ。
ウレタンも劣化してなかったのでまだまだ使いますよ~。


■仕掛け全体■
たったこれだけに収まるコンパクトさがいいですね。
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秋の休日、これで大きなアジがつれるといいな。

「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」と申しますが、
私は鯊に始まり鯵に終わるような気がしています。



うーん、ここまで書いた文章を改めて読み直すとめっちゃ年寄りくさいぞ(汗)
何か他に書ける話はなかったっけ。


あ、そうだ
■今日のお買い物■
「男の5大臭に ファブリーズMEN」


うわっ、更に年寄り臭くなったがな(涙)




9/25(日)に林崎漁港でハゼを釣って捌いた後、味噌を追加で仕込んだという日記にて、仕込んだばかりの味噌と昨年仕込んだ味噌の色は羽生結弦と松崎しげるくらい違うと書きました。

その後YahooブログのTOPページの記事検索で「羽生結弦」と入力したところ、


羽生ファンの方々のブログ、羽生選手の画像がいっぱい出てくる中、一つ違和感があるブログが。

羽生結弦ファンの家内に見せると
・羽生選手は長い間怪我の治療に専念しておりファンは情報に飢えている
・そんな時期にハゼ釣りブログに名前を載せたりすると
 下手すると炎上しちゃうよ~
とのこと。

ひえー、羽生選手ファンの皆さん、ごめんなさい。


それはさておき「魚ッ平(さかなっぺ)」について。
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私は一般の方よりも体温が高い方だと思います。
平熱で36度8分から37度ちょうどあたり。
37度5分近くになってやや微熱があるかな?という感じですね。

体温は高めの方が免疫力も高いそうですので良いのかなと思います。
常にカロリーを消費しているので肥満抑制にもよさそうですし。
また冷え性気味の家内が牛乳が冷たいとこぼす時には器を手で温めてやることもできて便利です。ははは。


しかしながら困るのは魚をおろす時。

魚の鮮度を保つにはぬくい手で魚の身を触らないことが大事なので、三枚におろすときなどは手を氷水で冷やしたり、乾いたキッチンペーパーで魚を支えたりしています。
しかし豆アジや小イワシをたくさんおろすときにはそんなこともやってられないですよね。

そこで愛用しているのが表題の魚ッ平(さかなっぺ)

スプーンが縦にギザギザに開かれたような形状で、魚の皮を剥ぐときにはこのギザで挟んで引っ張るととても楽。
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その後スプーンの側面のエッジで身を削ぐともう刺身の出来上がり。
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この時には魚の頭を支えておろしますので身にはほとんど手を触れずに済みます。
腹ワタが包まれた腹膜も破らないので衛生面でも優れていますね。
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少し慣れれば100尾をおろすのに45分ほど。
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ところが人間贅沢なもので長く使っていると不満点も出てくるんですよ。

商品紹介ページでは「刃の部分も鋭くないので安全です」と書かれていますが、その分、包丁でおろしたものと並べると刺身の中骨側のなめらかさが劣ります。

なんせスプーンのエッジ程度の、刃とも呼べない様なものですからね。
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まな板に置いた紙(PPC用紙)に線を引いても少し窪む程度です。
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■では魚ッ平を包丁のように砥いでみよう■

使うのは以前ホームセンター「コーナン」で買った手持ち砥石。
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買ったはいいけどほとんど使わず引き出しに眠っていたのを出してきました。

これなら包丁以外のものを砥いで溝が彫れてもそう気にせず済みます。
というよりもう「魚ッ平専用砥石」にしてしまいましょうか。

えーと、要するにこう砥ぎたいわけです。
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最初に粗砥の方でガシガシ削り、次に仕上げ砥側で刃先を整えます。
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最後に「消しゴム砥石」で磨きましょう。
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ではもう一度さっきの紙を切ってみましょう。
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おっけー!

仕上がりはまだ完全ではありませんがなかなか満足。
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これで滑らかな刺身を手早く引けそうです。
ただ当初の安全性を犠牲にしたのでこれからは刃先に注意が必要になりましたね。

さて今週末はオキアミ餌でアジのウキ釣りに行こうかな!



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9月25日の日曜日、明石の林崎漁港で釣ってから冷凍して一日経ったハゼの開き。

しまった、「この半冷凍のもの」と「冷蔵庫で一夜干し的にしっとり熟成させたもの」を天ぷらで食べ比べてみれば良かったと思っても後の祭り。

また、ハゼで出汁を取る場合は一般的に「焼干し」にしますが、なぜ「煮干し」ではないのかも謎。
これも実際に両方を作って出汁の比較を行わなければいけませんね。

うーん、色々確かめたいことがまだ一杯ありますよ。
困ったなー(←全然困ってないけど)、またハゼをたくさん釣りに行かなきゃ。


さてそのハゼ、今日も天丼にしてみましょう。

■ハゼ天丼■

魚の天ぷらの基本は最初皮目が上(身が下)、ひっくり返して皮目を下へ。
(反りをできるだけ小さくするため)
泡が小さくなったら引き上げて油を切りますがその時も皮目が下。
それをまたひっくり返して皮目を上に盛り付ける、ですよ。

今日はカボチャにナス、シシトウ、オクラや玉ねぎも一緒に揚げましょう。
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■骨せんべい■
天ぷら用にハゼを開いた際に切り離した中骨は素揚げして骨せんべいに。
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塩を振ったらビールも旨い!
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さてさて揚げたてをそのまま天つゆや塩で楽しんだら、どんぶり飯に乗せてみますよ。
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今日も旨し!

サクッとした衣を歯が噛んだ後ふわっとしたハゼの身独特の柔らかい香りと味が口に広がり、それが天丼のつゆが掛かったご飯にとてもよく合います。

これはキスの天ぷらを大きく上回りますよ。キスよりも身の味が濃いんですね。
テンコチ(メゴチ)と比べると、テンコチの方が身が厚いため天ぷらもかなり旨いのですが、うーん、いい勝負かな。

ただし最近テンコチがあまり釣れないので、釣りやすさと下処理のしやすさを含めると私は総合点でハゼが一番好きですね。

■エラとワタ抜き道具■
天ぷらの時は頭を落としてワタも取ってしまうので不要ですが、たくさん釣れて焼干しなどにしておく場合は頭を残してエラとワタをとりたいことがあります。
ハゼのエラとワタを抜く際に使用しているステンレス製プライヤー。
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アジやイワシはエラ蓋が大きいので指を突っ込めますが、ハゼはこちらの方がエラワタ抜きがやりやすいのです。
どうしても支点部分に塩分が入るのでプライヤーはやはりステンレス製がいいですね。

きっちりした噛み合わせにも感心します。
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最初てっきり日本製だろうと思っていたら
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なんとパキスタン製でした。
えらい遠くからうちに来てたんですね。

■今欲しい道具■
こんなん


これって正式な名前はなんていうのでしょ。
毎週使うようなものではないし、スプーンなどでつゆを回し掛ければ済むこともあり今のところ購入を断念してますが、
欲しーーの!



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デビュー作:角川映画「野性の証明」を見てファンになってから来年でもう40年になる薬師丸ひろ子さん。
9月25日(日)は奈良で行われる「世界遺産劇場春日大社 第六十次式年造替奉祝 薬師丸ひろ子コンサート」を見に行きますよ。

夕方の開演に間に合うためには神戸を昼過ぎには出なけりゃいけないし、味噌の追加仕込もしておきたいし、まあ今日は釣りは無理だなと思っておりました。

ところが息子から「日曜の朝、釣りに行きたい」とのリクエスト。
朝の4時30分に起きれば釣り場往復含めて3時間は行けるかなと急遽予定を追加~。

先日のハゼ天丼が大変美味しかったので今日はハゼを狙いましょう。
かと言って、加古川河口だと釣りの時間が1時間以下になってしまいますので「林崎漁港の内向きでハゼ釣り2時間1本勝負」に向けて出発~。

午前6時:現地到着
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気持ちのいい朝ですが日の出はどんどん遅くなってきていますね。
「釣瓶落とし」の逆はなんていうんでしょ?
昇るのがどんどん遅くなるのだから
「私の給料」(自爆)とか?

ヒョイヒョイ釣れたらいいのになと思いまずは波止際を探ってみますが、干潮のせいか足元にはいないようです。
それではと、竿2本でチョイ投げに切り替えましょ。

よしよし、入れ食いとはいかないまでもまずまずのペースで食ってきますよ。
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食ってくるのがマハゼだけで、外道が全く来ないのはとても釣りやすいです。

この胸ビレぴーん、がかわいいです。
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サイズも17cm程になると結構竿を引ったくっていきますね。

8時45分帰宅。釣果はマハゼだけ27尾でした。
3人家族で天ぷらにするにはちょうどよい数でしょう。
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さあ、時間がないぞ。早く捌かなきゃ。

釣具やバケツを洗って片付けたら下拵え開始。
天ぷらタネに開き終えた時点で10時。

尾びれ付近が赤くなるのはなぜなんでしょね?
生きたまま持ち帰ったやつに多いようなので、バケツの内側を尾びれで叩いて内出血してしまってるのかな?
こないだの加古川のハゼもそうでした。
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とりあえずこの状態でパーシャル冷凍しておいて、次は味噌の追加仕込みです。

いや何も今日やらなくてもと思いますが、昨夜のうちに煮豆にまでしてしまってたので(汗)
これは焦りながらやるものではありませんね。反省。

また1kgの大豆に米麹800gと塩420g。
煮豆を温め直して潰してから塩麹と混ぜてタッパーへ。
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昨年仕込んだ味噌と並べると羽生結弦と松崎しげるくらい色が違いますね。
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さあ終わったぞ。いざ奈良へ!待っててください、ひろ子様!

阪神三宮駅が始発駅、終点が近鉄奈良という快速急行に乗りますよ。
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神戸から奈良まで乗換え無しというのは楽ですね。
ちょっとウトウトしたらもう生駒の山を越えていました。

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近鉄奈良駅から春日大社まではテクテク歩いてみましょう。
奈良は相変わらず新しさと古さが同居している不思議な街ですが、ここも中国人観光客だらけですね。

鹿が近づいてきてこちらをジーーっと見てきます。
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こっちもジーーっと見つめ返すと
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シカトされました(涙)



さあ着きましたよ。
1年ぶりにお会いできるひろ子さん、お元気でしょうか。

高校の同級生で同じくひろ子さんファンのたっちゃんとも無事合流でき、会場に入りますよー。
春日大社 飛火野特設ステージに集まったのは約3,000人。
ファンの平均年齢層も高いのですが上品な中にも笑顔が多いとても良い雰囲気です。
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(ここからは残念ながら写真撮影は禁止です)

 1曲目:中島みゆきさんのカバー曲『時代』
 2曲目:代表作『セーラー服と機関銃』

もうこの辺りで鳥肌が立ってきています。

 6曲目:『探偵物語』
ひろ子さんの透明感のある声で「透明な水の底 ガラスーのーかけらが光ーる」。
もう泣きそう。

 16曲目:『Woman "Wの悲劇"より』
泣いた


ひろ子さん、50歳を過ぎて魅力が魔力に変わりつつあります。
うん、やはり女性は50歳からですね!





9月10日に仕込んだ垂水のイワシと塩での魚醤。

↑9/10(土)の画像

あれから2週間経過しましたので、床下収納から取り出して様子を見てみましょう。
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塩によってイワシから水が出てきていますね。

最初は高かったイワシ周りの塩分濃度がこの水によって低下しますので、この辺りで塩を追加するために蓋を開けなければなりません。

少し涼しくなったとはいえ9月に2週間も冷蔵庫にも入れずに放置していたナマの魚
匂いを嗅いで気絶したりしないでしょうか。

まずはイワシと塩のみ(ワタとエラも取らず)の方から恐る恐る。
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体を離しながら瓶の上を手であおいで匂いを確認。
手に持って回しながら鼻に少しずつ近づける姿はまるで鉄腕ダッシュ。

ん?悪くない匂いですよ。

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生臭さは当然ありますが、うーん、なんていうか
夏の夕方の魚屋さんの匂い
という感じですかね。

少なくとも生魚の腐敗感はまったく感じません。
塩漬けの防腐効果ってすげえ。

頭・エラ・ワタを取り除き米麹を入れたほうも確かめましょう。
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こちらは魚の匂いに甘い香りが混じっていますね。
こちらも魚の上に蓋をするように塩を追加してまた床下収納へ。

さあここから酵素の働きによりタンパク質がアミノ酸(グルタミン酸)と核酸に分解されていきますよ。
匂いもどんどん変わっていくんでしょうね。
一番怖いのは瓶の中でガスが発生して破裂することなので今後も時々確認しましょう。

さて秋分の日に釣った魚も当日夜昨夜といろいろ料理しましたよ。
まずはカタクチイワシの煮干しとウルメイワシの目刺し作り。

庭のレモンの木は今年も豊作そうです。

マイワシ・ウルメイワシの塩焼きとマアジの刺身を日本酒で。
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昨夜のアジフライは写真撮り忘れ(汗)ましたが
連日魚に包まれてしあわせ~。

さてこの土日はどこに釣りに行こうかな!



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