播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2020年06月

【豆アジチャレンジのルール】
1)対象魚はマアジ、及び丸アジ。
2)サイズは10cm未満のもののみをカウントし、10cm以上は基本リリース。
針がアジの腹に掛かったり口が大きく裂けたりした10cm以上は持ち帰っても良いが数にはカウントしない。
3)その年の西暦の数字の数を目標とする。今年2020年は2020匹。
4)持ち帰った豆アジは当然全てありがたく美味しくいただく。
 知り合いに釣果をお分けする場合はエラとハラワタを取り除いてから。
5)釣り場にゴミを残さないのはもちろん、足元にこぼれたアミエビは洗い流して釣り場を後にする。


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豆アジの美味しさと間口は広いが極めようとすると奥が深いサビキ釣りに魅了され、いつの頃からか10cm未満の豆アジの年間釣果を数えるようになっておりました。

私:
豆アジ豆アジとずっと言い続けていると、なんというか、豆アジがとてもいとおしくてたまらない存在になっている自分に気付いたんだ。

家内:
それはもう『豆アジ愛』ね。



阪本丸でのタコ釣りの翌日の6月28日(日)。

豆アジの数が伸び悩んでいる今年、この日も早朝から須磨海岸に行って豆アジの数を稼ごうとしておりましたが、夜半から降り出した雨が明け方になっても降りやまず、やっとおさまってきて須磨浦漁港に到着したのは午前7時30分。
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そのすぐ後に到着された2代目・3代目須磨キス釣り年間最強王者のぷーちゃんさんと談笑しながらサビキ釣りを開始します。
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ただ前日はこのポイントで一日中入れ食いだったという情報にもかかわらず、釣れるのはパラパラと。しかも半数以上は10cm以上で小サバも相変わらず多いです。
日によって群れているところが全然違いますね。
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苦戦しているところを初代須磨キス釣り年間最強王者のbtさんや、この日又真鯛を釣ったたかじゅんさん、須磨の守護神あおちゃんも竿を持って様子を見に近寄られますが、皆さん一様に「もうだいぶ成長しちゃいましたね」と。
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80匹を超え、なんとか10cm未満を100匹は釣りたい!100匹釣ったら豆アジチャレンジは継続しよう、と粘りましたが、日も高く上りこの日は95匹でギブアップ。

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■豆アジカウンター2019■
5月30日 千守東突堤 100匹
6月01日 千守西突堤 102匹
6月08日 千守西突堤 203匹
6月16日 漁港西波止 323匹
6月19日 漁港西波止 481匹
6月22日 漁港西波止 519匹  
6月23日 漁港西波止 293匹
---------------------------       
2019年 合計       2,021匹


■豆アジカウンター2020■
5月23日 千守東突堤    1匹
5月26日 千守東突堤    5匹
5月28日 千守東突堤     13匹
5月29日 千守東突堤     21匹
5月30日 千守東突堤     16匹
6月 3日 千守東突堤      57匹
6月 6日 千守東突堤    180匹
6月 7日 千守東・漁港     51匹
6月10日 垂水漁港    100匹
6月12日 千守東・漁港  228匹
6月14日 千守東突堤   27匹
6月17日 千守東突堤    103匹
6月21日 千守東・漁港   142匹
6月24日 須磨浦漁港      84匹
6月28日 須磨浦漁港   95匹
---------------------------
2020年 合計            1,123匹

釣行回数は昨年の倍なのに釣果は半分程度、という数字が今年の豆アジの渋さを物語っています。
昨年が理想的な釣果の伸びだった年、とも言えますが。


さて、2020匹まで残り897匹も残っていますが、もう今年の須磨で10cm未満だけを一日に何百匹も、というのはほぼ不可能でしょうね。
(10cm以上を含めて500匹ほど釣れば、そのうち100匹は10cm未満でしょうけれども)


という訳で残念ながら、
豆アジチャレンジ2020はこの日をもって終了しまーす!

応援いただいた皆様、ありがとうございました。感謝申し上げます。
また来年の「豆アジチャレンジ2021」に向けて仕掛けを作り貯めます。

さて、次は何を釣ろうかな!

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クーラーボックスに入れる氷用には自宅冷凍庫で作れるこの板氷の型がおススメですよ。

今年は春まだ早いうちからタコが豊漁で各地で好調が伝えられています。
タコを釣らせる遊漁船も夏の間の土日祝日はどれもこれも満席、平日は多少空きがあるかなという状況でコロナ禍で客が減っていた遊漁船もようやく一息付ける事でしょう。

そんな中、先週の小松乗合船に引き続いての今年2回目のタコ釣りは6月27日(土)、お世話になった船は「軟体系の天敵」の異名を持つ阪本丸。




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この船は船長の性格から通称「S丸」「ドS丸」とも呼ばれており(船にも書かれていますが笑笑)、その日の釣り客で爆釣した人は船長から「変態さん」呼ばわりされることを無上の喜びとしているという、先週の小松乗合船とは大きく異なる釣り船です。

しかしその船の操縦技術は明石のタコ釣りポイントを知り尽くした遊漁船の中でも群を抜いており、「ハニースポット」と呼ばれるタコの巣窟のようなポイントの上を舐め尽くすことで客にどかどか釣らせるため、タコ釣りシーズンが近づくと1日平均約300件の予約電話が掛かってくるのだとか。

そんな人気船、乗りたいけど今年はもう無理だよな、とあきらめていたところ、Yahoo!ブログ時代からの船釣り友「どらごんさん」から「3人分予約が取れたけど、もとさん良かったら乗る?」というとても有り難いお誘いをいただき二つ返事でお願いした次第です。

もうお一人は明石の船タコ釣り最強王者を決める「江井ヶ島タコカップ」、個人杯である「明石釣原人杯タコカップ」を主催なさっている「明石釣原人さん」。

いずれも私など足元にも及ばない猛者のお二人です。
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他にも初めてお会いする黒田さんや中島さんといった明石ダコ釣り界の重鎮たちで船は13名満席。
朝5時に出船して一路ポイントに向かいます。
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こんな中に私ごときが入っていていいんだろうか、と仕掛けを準備する私も緊張で顔がこわばってますがな(汗)
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今日はいつものダイワマンスタイルではなく、麦わら帽子にTシャツと短パンという夏の明石ダコスタイルですよ~。


さて今日の仕掛けはやや濁りもあるため少しでも目立つようにとグローとブラックラメのワームが付いたデビルクラッカーにサンマの切り身を縛り付けたもので始めます。
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船長の「今日の潮からすると釣れ始めるのは9時頃からやね」の言葉通り、早朝はやや渋めだったものの、8時30分を回ったころから船のあちこちで竿が大きく曲がり「デカい、デカい」の歓声が上がり始めます。

圧巻は私の2つ隣の明石釣原人さん。

1.5kg、2.5kgとデカいのを連発された後、この日の船中最大の3.5kgを釣り上げられます。
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私だったら手が震えて泣いてしまうかもしれない大物ですが、ケロッとしてらっしゃるのがまたすごい。

私と明石釣原人さんの間の釣り座のどらごんさんも、さすがかつて大阪湾タチウオキングバトルで予選(600名)とセミファイナル(48名)を勝ち抜いてファイナリスト(24名)に選ばれたこともある実力通りボコボコ釣り上げられます。
特に仕掛けを落としてから掛けるまでが早い早い。

そのお二人の潮下になる事が多かったこの日、私はお二人に型も数も差を広げられ、仕掛けをもっと目立たせようと焦った挙句ライントラブルや根掛かりが多発。
船長の「ええ筋に入ったで。ジャンジャン釣ってや。」の声を聞きながらPEにリーダーを結び直したりしているようではいけませんね。

それでも後半なんとかそこそこの型のを連発出来て尻上がりに釣果を伸ばす事が出来て一安心。
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この日はこのくらいのサイズがアベレージでした。

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正午頃に終了。
船長は「今日みたいな上げたり下げたりを繰り返す小潮の日は一番釣りにくい難しい日」とおっしゃってましたが釣果(ネット一つが一人分)を並べるとさすが皆さんたくさん釣ってらっしゃいます。
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上に3匹乗っているのは明石釣原人さんの大ダコ3連発のです。

明石ダコは他の海域のタコと比較すると強い潮流に負けないよう脚が筋肉質で太く短いのが特徴ですが、大きくなると脚も長くなるのですね。

いやー、久しぶりにお会いした友人二人ともワイワイ話しながらのとても楽しい釣りでございました。
どらごんさん、明石釣原人さん、ありがとうございました!
また遊んでくださーい。

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帰宅してタコを捌いたら、早速太めの脚を2分だけ茹でたお刺身に。

付けるのは醤油よりも胡麻油に塩を混ぜたものがタコの旨味を最大限に引き立てていいですね。
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これ、ちょっと噛んですぐに飲み込んだらもったいないんです。
噛めば噛むほど旨味が湧き上がってくるのですよ。
最低50回は噛んでお供は日本酒を冷やで。

目を閉じると太陽に輝く明石の海が目に浮かんできます。
やはり明石のタコは日本一だと思いますね。

でもほかにもやらなきゃいけない釣りが多いので、もう今年は私のタコ釣りは終わりにしましょう。

もう既に来年の夏が楽しみです。

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この日私が一番よく釣れたのはデビルクラッカーのこのカラーです。

このブログにて何度も書いております通り豆アジの旨さは頭に宿っているため、私は頭を付けたままの唐揚げで丸ごと食べてもさっくり仕上がる10cm未満のサイズの物だけを持ち帰っております。

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頭の香ばしさと身の旨味のマリアージュこそが豆アジの唐揚げの真骨頂なのですね。

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さて、ここからはこれまで書いておりませんでしたが、豆アジにはもう一つ見逃してはいけない旨い旨い部分があるのですよ。


釣ってクーラーボックスの潮氷で氷締めにして持ち帰った豆アジは新鮮なうちにエラ蓋に指を突っ込んでエラとハラワタを取りますね。
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(下処理方法詳細は5/26のブログ記事をご参照ください


そう、このつまんで外した胸鰭が付いている三角形の部分。
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ここを捨ててはいけないのです。


一般的に魚は内臓を包む部分に脂肪を蓄えます。
マグロで言えばトロの部位ですね。

魚は泳ぐことで発生した筋肉の熱によって内臓をあたため、消化酵素のプロテアーゼの活性を高めているのですが、腹の部分は冷たい海水によって常に冷やされています。

その冷たさを内臓にできるだけ伝えないように腹部の胸鰭近辺に脂肪を蓄えて内臓を守っているのだと考えられます。

下処理する際にはボウル1つ(処理前の豆アジを入れる)、ザル2つ(処理後の豆アジ、胸部分を入れる)を準備し、まずはすべての豆アジのエラとハラワタを取ってしまいます。
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エラとワタを取りながら、むしり取った胸部分に水道水をチョロチョロ出して掛けつつ親指の腹で胸部分の内側を胸部分にくっ付いていたエラとワタをこすり落とします。
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↑これくらいでも構いませんが、気になる方はもう少しこすって、このくらい↓まで汚れが落ちたら完璧です。
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汚れを落とした胸部分はザルに上げて水気を切っておきます。
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水気が切れたら乾いたボウルに移し、塩胡椒をした上で小麦粉(薄力粉)をまぶします。
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まぶすのは片栗粉でも構いませんが、この部位は小さいため薄力粉の方がカリっと揚がり食感が良くなりますね。
逆に本体の唐揚げでは表面をサラリと仕上げたいので片栗粉をまぶしています。


180度程度の油で気泡が出なくなるまでカリカリに揚げます。
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キッチンペーパーを敷いた皿に上げて油を切り、軽く塩を振ったら完成です。

豆アジ本体の唐揚げもビールのつまみに最高ですが、この胸の唐揚げは更にスナック感覚でとてもとても旨い旨い初夏の味なのですよ。
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捨てるのはエラとハラワタのみ。

ほとんどすべてを味わえる豆アジという魚が好きです。大好きです!


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薄力粉は片手で扱える日清製粉のクッキングフラワーが使いやすいですよ!

先々週あたりから豆アジが成長して10cm以上のものが増えてきました。

こうなると3連4連と釣れても1/3から1/2くらいをリリースしなければならず数釣りの効率がとても悪いのです。

ちなみに私の定義では
 豆アジ 10cm未満
 小アジ 10cm以上20cm未満
 中アジ 20cm以上30cm未満
 大アジ 30cm以上~
で、現在小アジ以上は全リリースです。
理由は頭ごと唐揚げや南蛮漬けを食べて美味しいサイズが10cm未満だから。


では一度すべてのアジのサイズが10cmを超えるともう私の豆アジ釣りシーズンが終わるのかというとそうではなく、過去の経験上、潮が一回りするとまた10cm未満の豆アジが増えてくることが何度もあったので、まだ諦めるのは早いのです。


アジの産卵はクサフグなどと同様、「大潮の夜」に行われます。
おそらく小潮、若潮、長潮など潮の流れが弱い時にはせっかく命を賭けて産んだ卵があまり流れずに水中で塊になってしまい、アジの卵を捕食する別の魚(エッグイーター?)にガバガバ食べられてしまうのを避けるためだろうと思われます。

産まれた卵は分離浮遊性で直径0.8~0.9mmという事ですから、エッグイーターの魚も卵1粒1粒を見極めて食べているのではなく、卵が塊になっているところに口を開けて突っ込んでいくのでしょうね。

そうなると産卵するなら大潮の日に強い流れで一気に卵を散乱させてしまおうという事なのでしょう。
それで前の大潮が終わった後にもう卵を産めるようになったメスのマアジは、お腹が張って苦しくても我慢して次の大潮を待ち続けるのだろうとは状況から推測できます。

大変理にかなっているのですが一体どうやってその方法に行きついたのかは謎です。自然の摂理ってすごいですね。


ただ、新しく産まれた豆アジが次にアミエビを捕食するようになるのがいつなのかは、水温や豆アジの餌になるカイアシなどのプランクトンの量によって変わりますので一概には推測できません。

それで数が釣れ始めたこのシーズンも足しげく須磨の海に足を運ぶことになるのです。


6月24日(水) 平日仕事前の早朝豆アジ調査・兼、豆アジ数稼ぎ

日の出前後1時間までの短時間勝負の中、最も重要なのはその日どこに豆アジが固まっているかのポイント把握です。
ここを失敗して何度もポイント移動をすると大きく時間をロスします。


その日どこで釣れるのかを見極める為に必要なもの。
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ビクセン 双眼鏡 M8*21

今日はこの双眼鏡を使います。
到着したら双眼鏡で先客の様子を確認して、どの場所で豆アジが上がっているかを知るのですよ。

近年私も近くのものより遠くのものの方がよく見えるようになっていますが、さすがに100m以上離れた釣り針に掛かっているのが豆アジなのか小サバなのかは分かりにくいのです。
で、双眼鏡でしっかり確認してその場所に一気に走るのです。

また、ウミウが海に潜って魚を捕まえているのが見えたらその魚種もこれで確認します。
足元に豆アジがいなければそのウミウのポイントに飛ばしサビキを投げ込んで横取りするのですよ(汗)


ただこの日は須磨浦漁港に到着した時点で入口の角で釣れているのが肉眼で確認できましたので双眼鏡の出番はありませんでしたが。

うんうん、今日もここに豆アジが固まっています。

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ただまだ古い新子が多く新しい新子はそう多く入ってきてませんね。

これは引き続き調査を兼ねた釣行が必要です。
小サバも相変わらず多く仕掛けを壊されないようにサバのアタリがあったらすぐに仕掛けを引き上げるため効率も悪いです。

あ、この日はいつもの1.5号ハリスの自作サビキ仕掛けではなく、市販のこちらを試してみました。
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ハリス0.4号とかなり細いのですが、これで豆アジが爆釣するなら自作仕掛けのハリス太さも変更しようというテストを兼ねています。

しかし、やはり細いハリスは厳しいですね。
小サバが掛かって暴れると簡単に切れてしまいます。
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分かりにくいかもしれませんが、小サバが掛かりやすい上の方の針からどんどん無くなっていきます。

途中経過での豆アジカウント。
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右の白いカウンターが10cm未満の持ち帰りサイズの豆アジ。53匹。
左の黒いカウンターが10cm以上でリリースした小アジ。  30匹。
うーん、5:3くらいの比率で小アジが混ざってきますね。

さて3時間勝負での釣果は!
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大幅失速の84匹(涙)


■豆アジカウンター2020■
5月23日 千守東突堤東向き    1匹
5月26日 千守東突堤東向き    5匹
5月28日 千守東突堤東向き     13匹
5月29日 千守東突堤東向き     21匹
5月30日 千守東突堤東向き     16匹
6月 3日 千守東突堤東向き      57匹
6月 6日 千守東突堤東西     180匹
6月 7日 千守東・須磨浦漁港     51匹
6月10日 垂水漁港中央4番     100匹
6月12日 千守東・須磨浦漁港  228匹
6月14日 千守東突堤        27匹
6月17日 千守東突堤      103匹
6月21日 千守東・須磨浦漁港  142匹
6月24日 須磨浦漁港       84匹
---------------------------
2020年 合計             1,028匹

2020年の目標2,020匹まであと992匹!
ふぅ、やっと折り返し地点を通過しました。
早く来てくれ、次の新子!!


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今日使った?のはビクセン(Vixen) M8*21です。
小型軽量でレンズもしっかりしているのでおススメです。

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さて6月20日(土)に釣りましたタコ22匹のうち小さな1匹をリリースした後の持ち帰り明石ダコ21匹は帰宅してすぐに下処理しましたよ。

■タコの下処理方法■
数が少ない場合は納竿して船が港に戻っているうちに捌くと生ゴミが減ります。
数が多い場合はナイフで目と目の間を刺して脳を破壊して締めるだけでもOKです。(締まると色が白くなります)

タコを持ち上げ、頭(腹部)をめくって胴体と頭を繋いでいる筋を引きちぎります。
頭をひっくり返したら内蔵、目玉、くちばしを引きちぎります。
⇒慣れないうちはキッチンバサミで切り取るのが簡単です。
船上で捌く場合、内臓は船内のゴミ箱に入れず海へ帰します。


今回は船の上で締める時間の余裕が無かったのため、タコが入ったビクを生簀から取り出して底の海水を捨て、ビクごと大きなポリ袋に入れてクーラーボックスに入れて持ち帰りました。


胴体をつかんで持ち上げたタコの目の下あたりをキッチンバサミで胴体と下半身の間で切り離し、上半身と下半身は別々にジップロックに入れて次々と捌いていきます。

21匹を捌き終わって最初に捌いたタコを見ましたら、あーら、まだ細胞は元気に生きているんですね。


人間で例えるとへその辺りで上半身と下半身を切り離した1時間後、みたいな状態ですよ。恐るべしタコの生命力。


そういえば半夏生(今年は7月1日)の時期に関西ではタコを食べる習慣がありますが、その理由は
1) 農作物の根がタコの脚が海底に張り付くようにしっかり根を伸ばして育って欲しいという願い。
2) 暑くなる季節にタウリンを豊富に含むタコを食べることで無病息災を願う。
という事だそうです。
確かにこれだけ生命力が強ければあやかりたくなりますね。



この日の夜は出掛けましたのでタコはジップロックに入った状態で冷凍庫へ放り込み、翌日6月21日(日)はまた須磨海岸へ。

人呼んでベランダの皇帝:元気屋マッキーさん、ベランダの海神(怪人?):オレンジマンさん達とキス釣りを楽しみます。
この日もピンギスがたくさん湧いてました。
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次々ダブル、トリプルと連掛かり。ダブルで来るとアタリと引きが気持ちいいですね。
そういやキス釣りは何カ月ぶりでしょう。

1時間で20匹釣ったところで大きく育ってくれることを願いこの場所を離れ、次は千守突堤へ。
東側の突堤では須磨キス釣りの前年間最強王者:ぷーちゃんさんや須磨の守護神:あおちゃんらと共に前日一緒にタコ釣りに行ったたかじゅんさんの姿も。

たかじゅんさんどんだけ釣り好きやねん、と言い掛けましたがあんたが言うなと叱られそうなので自粛(汗)

たかじゅんさんの狙いは最初サビキ釣りで豆アジを釣ってそれを餌に青物狙いのウキ釣りノマセ釣り。
アミエビが古いからか豆アジが釣れないとおっしゃってたのでその横で先ほど吉川釣具店で買ったばかりのアミエビとサビキ仕掛けを投げ込んでみましたが、ありゃホントに豆アジいませんよ。
1時間ほどやって釣れたのは10cmを超えた小アジ3匹⇒たかじゅんさんの餌用
10cm未満の豆アジ:5匹。

時速5匹ってちょっとあんたあんた!100匹釣るのに20時間かかるやん!!

浅場に場所を変えたり小サバを避けるテクニックを駆使したりしてますがこの日の明るくなった千守は豆アジが触ってきませんね。

ま、例年千守が釣れなくなったら須磨浦漁港で釣れ始めるので、今年もそうだろうと漁港へ移動。

結果その後1時間で137匹と良い感じでした。
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この日のポイントはこちら。
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もう少し暑くなったら漁港西波止の漁船の間も釣れ始めるでしょう。


昼前に帰宅しましたら早速豆アジの下処理をして冷蔵庫へ。
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千守の5匹と須磨浦漁港の137匹の計142匹程度でしたら40分程度で捌けるようになっています。

処理済みの豆アジが入ったジップロックを冷蔵庫に入れながら、そうそう昨日のタコはちゃんと凍ってるかな?と冷凍庫も明けてみましたらとてもいい感じに冷たく固まっています。

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さて上の画像でジップロックの右上の方が青い氷になっているのにお気づきでしょうか。

人間を含む脊椎動物の血液は、ヘモグロビンという鉄が結合した色素が酸素の運搬の役割を果たしており、このヘモグロビンが酸素と結びつくことで赤色を呈しています。
動脈の血液は鮮やかな赤で、静脈のそれは黒っぽいのは酸素が消費されるからなのですね。

一方、無脊椎動物であるタコ、イカ、エビ、カニなどの血液の場合、ヘモシアニンという銅が結合した色素が酸素の運搬をしているとのこと。
ヘモシアニンという物質は本来は無色透明なのですが、酸素と結びつくことで青色を呈し、酸欠状態で窒息死すると無色透明になるのです。

よってこの「青い血液」が出ているという事は血液の中に酸素が多く残った状態で活け締めできた証しなのです。

他のタコのジップロックも確認するとどれもいい感じです。
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サファイアかアクアマリンのような色の血液のタコ、これは絶対旨いですよ。食べるのが楽しみ楽しみ。
図2



■豆アジカウンター2020■
5月23日 千守東突堤東向き    1匹
5月26日 千守東突堤東向き    5匹
5月28日 千守東突堤東向き     13匹
5月29日 千守東突堤東向き     21匹
5月30日 千守東突堤東向き     16匹
6月 3日 千守東突堤東向き      57匹
6月 6日 千守東突堤東西     180匹
6月 7日 千守東・須磨浦漁港     51匹
6月10日 垂水漁港中央4番     100匹
6月12日 千守東・須磨浦漁港  228匹
6月14日 千守東突堤        27匹
6月17日 千守東突堤      103匹
6月21日 千守東・須磨浦漁港  142匹
---------------------------
2020年 合計                944匹

2020年の目標2,020匹まであと1,076匹!
しかしノーカウントとする10cm以上のサイズの比率が高まってきてなかなか数が伸ばせていません。
急がなきゃ!

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船の上ではタコを入れやすく鮮度を保ちやすいタコパラビクがおススメです。

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