豆アジは例年5月20日過ぎから釣れ始め、7月中旬にはほぼ全ての個体が頭や骨が硬くなってくる10cmを超えますので、その2か月足らずほどの期間が私にとっての豆アジサビキ釣りのシーズンになります。

この季節は祝日が少ないこともあり、通常の土日だけでは2か月で約16回しか釣行が不可能になりますし、シーズン初期の釣果は1桁かギリギリ2桁に乗るかどうかという程度ですので平日も仕事前の朝マヅメ狙いを繰り返すことになります。
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今週も6/17(水)の早朝に須磨千守突堤で103匹の豆アジ釣果でした。(10cm以上は含まず)
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今シーズンのここまでを振り返ってみますと、
 1) 冬の海水温が例年よりも高かった割に釣れ始めた時期は例年とほぼ同じ
 2) 6月に入っても豆アジの群れが小さいままで3連4連と掛かることがほとんどない
 3) 小サバが例年以上に多く豆アジ狙いの邪魔になる
というあたりが特徴として挙げられます。

そんな中での豆アジ数釣りに重要なポイントをシリーズでまとめておきましょう。

 シリーズ①:釣り落としを避ける
 シリーズ②:手返しを良くする
 シリーズ③:小サバの避け方
 シリーズ④:集魚剤の使い方
 シリーズ⑤:竿の種類と長さと調子

今回は「シリーズ①:釣り落としを避ける」です。


群れが小さく少し釣れてはパタッとアタリが止まることが多い今シーズン。
周りのサビキ釣りの人を見てもせっかく掛かった豆アジを釣り上げる際に針から外れ海に落としてしまう方が散見されます。もったいないですね。

この掛かった豆アジが針から外れて釣り落としてしまう原因は全て「針掛かりの甘さ」です。

シーズン初期の豆アジは口の力が弱いので、プルプルとしたアタリがあっても「擬餌針を咥えているだけ」という状態であることが多いのです。
その状態で竿を立てると魚の自重で針から落ちやすいのですね。

通常の釣りでは魚の口に針をしっかり掛けるのにいわゆる「合わせ」を入れて針先を魚の口にしっかりフッキングするのですが、豆アジの口は非常に柔らかいので合わせを入れると細い針が口を切ってしまいこれまた釣れませんので基本は「向こう合わせ」となります。
ただこれだと豆アジが針を咥えているだけで竿を上げると針から落ちるという痛し痒しの状態になってしまうのです。


ではアタリがあったらどうするか。
プルプルプルっと手にアタリを感じても竿を立てたい気持ちをグッと堪えて待ちます。

待つ時間は3秒。
アタリがあったら心の中でゆっくりと3つ数を数えます。

その3秒の間に口に違和感を感じた豆アジが逃げようとして少し暴れます。
この暴れがちょうどよいフッキングに繋がり竿を上げた時に釣り落とすことが大幅に減るのです。
また群れていればその間に別の豆アジが追い食いしてくる可能性も高まります。

時には待っている間に豆アジが暴れて海の中で針から外れることもありますが気にすることはありません。
その程度で外れるようなごく軽い咥え方をしている豆アジは竿を立てても落ちますからね。


繰り返します。
少ないアタリの中で数を釣る為には釣り落とさない事。
釣り落とさないためにはアタリがあったら3秒待つ、です。

ぜひお試しください。皆様の爆釣を祈っております。


■豆アジカウンター2020■
5月23日 千守東突堤東向き    1匹
5月26日 千守東突堤東向き    5匹
5月28日 千守東突堤東向き     13匹
5月29日 千守東突堤東向き     21匹
5月30日 千守東突堤東向き     16匹
6月 3日 千守東突堤東向き      57匹
6月 6日 千守東突堤東西     180匹
6月 7日 千守東・須磨浦漁港     51匹
6月10日 垂水漁港中央4番     100匹
6月12日 千守東・須磨浦漁港  228匹
6月14日 千守東突堤        27匹
6月17日 千守東突堤      103匹
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2020年 合計                802匹

2020年の目標2,020匹まであと1,218匹!


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