播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

猛暑続きだった2022年の夏もそろそろ終わり。季節は秋へと移っていってますね。

この夏は新型コロナウイルスがまだまだ猛威を振るったままでした
けれど、3年ぶりに行動制限が発出されていない夏となりあちこちにお出かけになった方も多かったのではないでしょうか。

そのお盆前、私と家内も海外旅行はまだまだ制約も大きいから、と国内旅行に出かけてきましたよ。

行き先は南九州は鹿児島県

久しぶりの空の旅はほぼ満席。

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鹿児島について、まずは天文館で「しろくま」を食べ、
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ホテルの窓の外は雄大な桜島。
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知覧特攻平和会館では家族恋人に別れを告げる若者の手紙にハンカチを濡らし、
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指宿温泉砂蒸し会館で砂蒸し風呂に入り、(残念ながら中は撮影不可)
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枕崎でカツオを食べて帰ってきた楽しい旅でした。
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そんな中、最も印象に残ったのは薩摩富士と呼ばれる開聞岳の南側の道。

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地図を拡大して見ると山の南側には細いながらも車も通れそうな道があります。
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この様子なら反時計回りにレンタカーを走らせると左に開聞岳、右に東シナ海を見ながら気持ちよく走れるのでは?と思いますわな。
例えばこんな感じで。
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ちなみに東シナ海と太平洋の境目は、開聞岳がある薩摩半島の逆側、大隅半島の南端と種子島、喜界島、沖縄本島、宮古島、波照間島、與邦国島、台湾を結んだ線だとのこと。
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これらの島の北端では右を見ると太平洋、左を見ると東シナ海になるのですね。
境目好きには堪らないラインです。
(境目地図画像は以下から引用させていただきました)
https://okinawabaka.ti-da.net/e5986525.html


あ、話がそれました。
その開聞岳の南側の細い道に入ろうとすると、レンタカーのカーナビが
やたらと「引き返せ、引き返せ」と叫ぶのです。
(実際には「およそ〇〇メートル先、Uターンです」という言い方ですが、しつこく何度も何度も。)

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まあ細いながらもなんとかなるだろう、と、見通しが悪いところでは警笛を鳴らしながら甘い考えで入っていくと、あらま、どんどん道が細くなっていきますやん。

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これは対向車が来たら嫌だなあ、と思っているとまたカーナビが
「およそ80メートル先、Uターーンです!!」
と。


家内「ねえ、今、、、カーナビの声、怒ってなかった?」
もと「うん。ええかげんにせえよ、引き返せと言うてるやろ、みたいな。」


しかしまあ、もう半分以上の道のりは過ぎてまるし、今更引き返すのもなあ、と、とりあえず行けるところまで行ってみようとしたら見えてきたのが真っ暗な細い細いトンネル。

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もと「これ、、入ったらあかん奴ちゃう?車1台やっと通れるかどうかの幅やし、そもそもこのトンネルの長さ、どれくらいなん?」
家内「ちょっと待ってね、検索してみる。。ダメだ、電波がつながらないよー」


うーん、でもここまで来て引き返していくのもなあ、と思い、根性で中に入っていきますよ。

中には電気的な照明は一切無く、ところどころ光取りと思われる
穴が天井に開けられています
その穴から所々ツタのような植物が垂れ下がっていて怖いのなんの。
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今にもその天井の穴から誰かの顔がニューッと出てきそうです。
一人での運転だったら絶対入りません。

もと「妖怪テケテケが正面からこっちに向かって走ってきたらどうしよ」
家内「これ、マジでかなりヤバイかも」


何キロメートル走ったでしょうか。

(気分的には20kmくらい。多分そんなになかったと思いますけど)

曲がりくねるトンネルの先にやっと見えてきた出口の光!希望の光



家内「やったーー、出口だよーー!」
もと「いや、、ちょっと待てよ」
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なんやあの黒い穴は??
まさか?!


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怖いトンネルをやっと抜けたと思ったらまたトンネルかい!
こ、怖すぎ!!


あれ以来、別の道を走っていてもトンネルの入り口が目に入るとギョッとするようになった夫婦でございました。トラウマ。


★補足追記★
ブログ最初のアップ時にはトンネルを抜けられたのかどうか分からない表現でした。
すると「たかじゅん」さんから、
トンネルは最後まで通り抜けたのでしょうか?それともナビに『ほら言わんこっちゃ無いと吐き捨てられたのでしょうか?
という質問をこの記事のコメントでいただきましたので追記回答です。

必死のパッチで

引き返さずに通り抜けましたでーー!

通り抜けた先で撮影した写真を追加します。(⌒∇⌒)

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さて、話は変わってこの8月の
「釣り」!
猛暑による高い水温のため、須磨で釣りをなさる皆さんも苦戦なさっているようですね。
釣れるのは小サバ、20cmまでのミニチャリコ、時々シオといったところのようで。須磨のキスはいずこへ?

私も尼崎のshさんと一緒に須磨浦漁港で通し釣りをした挙句にガシラもメバルも釣れず、小サバと豆アジだけ、とか。

唯一まともな釣果は8月28日(日)の真鯛43cmのみ。

釣り始めは20cm未満のチャリコに餌を盗られまくりでしたが開
始2時間ほどたってウキがヌッと入った瞬間手に伝わるゴンゴンしたアタリ。
一呼吸おいてドン!と合わせるとグイグイと引っ張るとても気持ち良い引き。

あ、7月に46センチと43センチを釣った時は今回とは竿が違います。
同じダイワのフリーギアMXですが、7月は420TMという磯竿1.5号相当の竿。
今回は360TKHHという、やや短めで磯竿3号相当とやや硬めのものでした。
竿の曲がりや引きの味わい深さは前回の柔らかめの方が楽しいですね。

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■タックル構成

ロッド:ダイワ フリーギアMX 360TKHH
リール:ダイワ イグジストPC LT3000-XH
ライン:PE8本撚り 1.0号
ウキ :伯楽ウキ  3号
カゴ :波止シャトル(天秤タイプ) ナス型錘3号
ハリス:フロロカーボン4号 60センチ
針  :がまかつTKO 6号
エサ :撒き餌、刺し餌ともにシラサエビ

今回も43センチでした。
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これでこの夏は40cm超えの「真鯛」は釣行2回で3匹釣ったことになります。
なかなかでっしゃろー?須磨のAさん


深場で避暑をしている大き目のキスが戻ってくるのは9月末くらいですかね。
さあ、それまで何を釣ろうかな!!

さて、まずは豆アジで鱗付けをして一息ついたこの頃。

ここでなぜ私が22イグジストPC LT3000-XHフリーギアMX 420TMの組み合わせが須磨海岸の釣りでの最強タックル構成だと考えるのかを整理しておきましょう。
ま、あくまで「私の釣り方において」という範囲でのお話ですけども。

須磨海岸では小は体長5センチ程度の豆アジから、大は70センチを超えるヒラメやメジロ、コブダイなど大型魚も釣れます。

もちろん豆アジを狙うタックルでコブダイを狙う、なんてのは無理がありますので、いわゆる「万能タックル」というものは存在せずその日に狙うターゲットによって竿やリールを変えるに越したことはないのですが、できるだけ1セットであらゆる魚を狙う事を考えた場合に必要なのは、
 1)強靭である事。
 2)軽量である事。
の2点のバランスが重要ですわな。


一般的に道具は素材が同じであれば、強靭なものは重く、軽量なものは弱くなります。
よって「強靭だが軽量」という相反する事を実現しようとすると、素材や工法がしっかりしたものでなければなりません。
私が好きなダイワはそれをLT(Light & Tough)という「そのまんまやん」コンセプトで商品化しています。

そのLTコンセプトのフラッグシップスピニングリールが「イグジスト」。
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ローターの回転の軽さは使用者に「まるで空気のよう」と思わせる「Air Drive Design」。
内蔵されたボールベアリングは12個(本体内)+1個(ラインローラー部)による滑らかさ。
そしてモノコックボディ+「パワーカスタム」の強靭なギアによってパワフルながら190グラムという軽量化を実現した22イグジストPC LT3000-XHというのが先日からの私の愛機になっています。
18イグジストでは2500番と1000番を使っていましたが真鯛釣りまで考えると3000番がいいな、と思って決めました。

そして竿はフリーギアMX 420TM。
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ダイワのフラッグシップモデルの磯竿はVIP ISO AGSなど10万円を超えるようなものもありますが、それらは大体長さが5.3メートルほどあり須磨の釣りでは少々長すぎる感じがします。
取り回しがしやすい長さは3.8メートルから4.2メートル程度で、そのゾーンでオールラウンドに使える竿はシマノならボーダレスシリーズ、ダイワならフリーギアが該当します。

ここで大事なのはガイドへのPEライン絡みが少ない事。

「豆アジ、キスから真鯛まで」と考えると、PEラインはあまり太いものはキスのちょい投げで潮が動いている時には糸フケが大きくなりアタリが取りにくく、あまり細いと真鯛釣りには不安があると考え、イグジストにはGOSENの8本撚りの1.0号を巻いています。

ただこの細さだと風でガイドに絡みやすいため、絡んでも竿をサッと振るとハラリと絡みが解けてくれる「Kガイド」とか「IMガイド」を搭載したものが良いのです。

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(なお、AGS搭載の竿は2種類ほど使っていますが、価格差ほどのメリットは感じられず今回は見送っています。)

で、その結果選んだのがチタンフレームIMガイド搭載の「フリーギアMX 420TM」だったという訳です。
自重が135グラムと軽く、イグジストを装着した時の重心もリールのアーム辺りにあり持ち重りもしないバランスの良さも気に入っています。



さて、それではいよいよ真鯛の実釣ですよ!

釣行日:2022年7月16日(土) 04:30-08:30
潮  :中潮 満潮07:20
釣り場:須磨 千守東突堤から外向き
仕掛け:伯楽ウキ2号、波止シャトルに2号ナス錘、シーハンターX
    ハリス:5.0号60センチ、針:がまかつTKO7号 1本針
餌  :シラサエビ5杯を撒き餌と刺し餌に使用(垂水のつりえささんぺいで購入)
タナ :ウキから針まで2ヒロ

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朝薄暗いうちは真鯛を近場に寄せるべく、波止シャトルにシラサエビを多めに入れてこまめに打ち返します。
最初のうちはより活性が高いチャリコが先に寄ってきます。
TKO7号針では口に掛かる事は少なくウキがツン、と沈んだと思ったらすぐに浮いてきて、仕掛けを回収すると刺し餌が尻尾だけになっている、という事が続きますね。
たまに掛かるのは20センチほどのチャリコです。
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そして一点に集中して打ち続ける事1時間半。

伯楽ウキがヌッ、と入ったのですがこれまでとは違いすぐに浮いてきません。
もしかして、と思いPEラインを張って聞いてみると手元に伝わるゴンゴンというアタリ!

よーし、来たぞ!としっかり合わると
グゴゴゴゴン!
竿を胴から叩くような気持ちいい引きです。
PEラインは1.0号の為、やや緩めにしておいたイグジストのドラグがチリリリッといい音色で歌います。

昨年晩秋に真鯛52センチを釣った時はPE3号に伯楽の大家さんからお借りしたがま磯真鯛竿というカゴ釣りタックルで安心感が大きかったのですが、今回は1.5号磯竿相当のフリーギアにPE1.0号のライトカゴ釣り構成。

慎重に竿をためて寄せては巻き、急に締めこんだ際にはイグジストのATDドラグでかわす、という「これがやりたかった!」という状況にドキドキしながらじわじわ寄せてきます。
弧を描く竿の曲がりが気持ちいいです。

問題は取り込み。
この時間帯、千守にはまだ知り合いの姿はなく、玉網で取り込みを助けてもらえる人がいません。

周りのサビキ釣りファミリーのお子様が近寄ってきて「すごいよ、大きそうだよ」と応援してくれる中、右手に竿、左手に玉網を持って取り込みに入ります。
この1匹目はやり取りをしているところを撮影してもらえる人がいらっしゃらず残念でした。


伯楽ウキと波止シャトルの向こうに見えてくる、暴れる桜色の魚体。

玉網に入った瞬間、沸き上がる安心感と充実感。

いやー、これぞ真鯛釣りの醍醐味ですね!

早速検寸、検寸!!
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ライトカゴ釣りでは
自己最長寸の46センチ
満足!
気持ちいいーーーーー!!


さあ、時合いだ、とまた気合いを入れて投げ込んでるところにキス釣りにいらっしゃったのが、くりごろう、えりごろうご夫妻。
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キス釣りはミニミニチャリコの猛襲で苦戦なさっているそうでしたので、さっきこんなのが釣れましたよ、と、先ほど釣った真鯛を見てもらってたりしているうちに私は
再びヒーット!

今度はそのやりとりをしっかり写真や動画に収めていただけた、くりごろう、えりごろうご夫妻に感謝です。

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あ、背中シャツ出てた(;・∀・)

真鯛が締めこんだらドラグの助けを借りながらまた寄せては巻く、を繰り返し、
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よーし、2匹目も玉入れ成功!!
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2匹目は先ほどより少し小ぶりな40センチちょうどでしたが、1日で40センチ超えを2匹なら十分でしょう。
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私はほんの数年前まで、真鯛を狙って釣るなんて「自分には無理だな」と諦めてましたが、伯楽の大家さん、たかじゅんさん他、須磨の釣り仲間の皆さんのお陰様で、真鯛釣りがとても面白く感じている今日この頃。

釣り味よし、食味よし、姿よし の3拍子揃った真鯛釣りを近場で。

無理だと思っていた自分がアドバイスに従うと実際に釣れる。
これが伯楽の大家さんが提唱される「ライトカゴ釣りで誰でも簡単真鯛釣り」なのですね。

いやー、釣りって楽しいな!!


さて、あと残るはイグジストとフリーギアでキス釣りですね。
がんばるぞーー!

私は普段はホワッとした雰囲気の人が、いざ勝負!という時に大きく変わる表情が大好きです。

例えばスピードスケートの小平奈緒さん(元世界記録保持者)。
普段はこんなホワァッとした優しい表情なのですが、
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この表情の数時間前のレース最中はゴールラインを見据える鷹の目。
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こういう眼力がめっちゃ好き!!


また、他のジャンルでは例えば元爆食女王の「もえあず」こと「もえのあずき」さん。
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彼女は普段あまり戦う女の目にならないのですが、私が一度だけ見たその「戦う目」。
 ↓ ↓ ↓
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個人戦では決して見せないこの表情は、残り時間が短くなった敵地ニューヨークでの国別対抗大食い世界一決定戦で見せたもの。

決勝戦でアメリカチームにリードされた日本チームのアンカーで登場したもえあずさん。
そこまで頑張った仲間の戦いを無にしないために、「あんたを抜くぜ!」と敵を睨みつけていたもえあずさんの表情が忘れられません。


家内:
「あ、あ、羽生結弦君もそこに加えてあげてもらえませんか」

あはは、はい、りょーかい。
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ホワッとしたこの表情が、いざ勝負のリンクに立つと

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どーでしょう!
もう、目つきなんか完全に別人ですやん!!
そうそう、羽生選手といえば、明日7月19日の夜、何か決意表明なさるそうですね。
何の発表でしょうね。



あ、えーと、なんの話でしたっけ。。

あ、思い出した。
以前「22イグジストは羽生結弦である」というブログ記事を書いたことがありました。


その時はまだ注文もしてなかったのですが、その
ダイワ 22イグジスト PC LT 3000-XH
が入荷したのですよ!!


購入したのはJR須磨駅近くの吉川釣具店さん。


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入荷状況の途中連絡など、却ってお手数をお掛けしました。


早速箱を開けてみます。

これが美しい。実に美しい。

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22イグジストは、軽さと強度、そして防水性能を極限まで高めたフラッグシップモデル。
その為、自分でメンテナンスするために分解するような余裕度は徹底的に排除されています。

メンテナンスはダイワのサポートチームに送付してお任せするしかないため、送り返す時のために購入時のこの箱をお使いください、という思想なのですね。


クッションから取り出し、ハンドルを取り付けてみる。


美しい 実に美しい
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(リールスタンドは別売りです念のため)

これにGOSENのPEライン1.0号を200m巻いて、ハンドルを2回まわしたら
これだけでビール2杯飲める!!
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ハンドルをくるくる3回まわしたら、それだけでビール3杯飲める

そしてリールに刻印されているシリアル番号でダイワの特設サイトから「EXIST会員登録」を行うと、「EXISTロゴ入りリールクリーナー」をいただけるのですよ!!!

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これでイグジストを磨きながらビールを飲んだら、
その気持ちよさだけでビール5本飲める!!
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家内:
「もしもしー、道具は眺めるものなのですかー?」


いえいえ、これで釣って釣って釣りまくるぞーーーー。


さあ、このリールに組み合わせるリールと、最初の釣り物の検討ですよ。

イグジストは汎用スピニングリール、それならダイワの万能竿に合わせようではありませんか。
という訳で竿は
ダイワ フリーギア MX420TM
に決めましたよ。むふふふ。


そして最初の釣りモノは
豆アジのサビキ釣りに決定。

はい、あれこれご意見はあろうかと思います。
ただ、私は最初は豆アジ、と決めていたのですよ。ご容赦ください。

この、
ダイワ イグジスト PC LT 3000-XH
ダイワ フリーギア MX420TM

の組み合わせにて、
須磨で豆アジから真鯛まで!
を釣りまくるのです(⌒∇⌒)


■イグジストの鱗付け儀式  6月18日(土) 須磨浦漁港

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釣りを始めたら、家でビールを飲んでイグジストのハンドルをくるくる回していた時の表情ではありません。


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               (撮影 noriさん)

しずかにそーっとアミエビのカゴを落とし、豆アジのアタリを待つ。

その気分はプロ野球の投手がシーズン開幕戦で初球を投げる時のそれです。


プルッ プルルッ

キターーーーーヽ(☆∀☆ )ノ

22イグジストPC LT3000-XHの鱗付け儀式、完了しましたーーー!!!
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               (撮影 noriさん)
この日はこの1匹で納竿!!

さあ、次のターゲットは「真鯛」ですよー!

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