播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2017年05月

5月24日(水) 午前4時

男はそっとベッドを抜け出し、手早く身支度を整えた

竿:OK  リール:OK  サビキ仕掛け:OK

さあ行くぞ 今日こそ垂水漁港での最初の豆アジを釣るぞ


玄関のドアノブに手を掛けたところで男は思い出した


あ、アミエビ忘れてた



改めて玄関を出ると霧のような雨が降っている

さあどうするか



午前4時40分
垂水漁港西波止の漁船が並ぶエリア
「垂水の釣り情報」サイトでいうところの黄色4番
中央エリア 西波止・船着場

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少しずつ明るくなってくる中、この船の影に身を寄せているはずの豆アジの活性も上がるはず


ただ、雨も次第に強くなり始めている
先ほどまでの霧雨から、じわじわと小雨へ

15分後には引き上げないと帰宅時にはずぶ濡れになってしまうだろう


手早く竿に糸を通し仕掛けをつなぐ

準備しながらアミエビを海面に広く撒く

水中には魚の気配はまだ無い

仕掛けを投入
サビきつつ、時々巻き上げてはアミエビを足して再び投入すること10分

アタリも魚影もない

体もじわじわ冷えてくる


男は決めた

あと5分経って豆アジの姿が見えなければ納竿しよう

帰ってシャワーを浴びて会社に向かおう
そして明日朝またここに来よう


残り時間が2分を切った

その時だった

小魚が1匹、アミエビの煙幕の外側で体をキラリと反転させるのが見えた


仕掛けを静かにそこへ寄せ、軽く仕掛けをサビく



垂水にも豆アジが
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



(この物語は事実に基づく実話であり、登場する人物はそのまんま本人です)


ふー、既に釣り上げている方もいらっしゃるかもしれませんがとりあえず、
垂水漁港にも豆アジが来たことを報告いたします!
(釣果はこの1匹だけだったのでさすがにリリースしました)


次のターゲットはフィッシングマックス垂水店でもまだ「豆アジきたー」の報告が無い
アジュール舞子
ですね。


でも明日朝はまた雨模様ですし、垂水漁港より往復10分は長くなりますので平日早朝は無理ですが。







5月21日(日)に須磨の千守突堤で今年の初豆アジが釣ることができましたが、垂水在住の私にとってはやはり地元垂水の海にも豆アジが来ているのかどうかが気になるところです。特に垂水漁港。

昨年も須磨で釣れるようになった翌週あたりから垂水漁港にも豆アジの姿が確認されましたので、私の次なる目標としても垂水でも一番に釣り上げたいところですわな。
実際にはもう先を越されているかもしれませんが、須磨と比べて確かめにくいのです。
ま、先を越されてたらそれはそれでいいでしょう、とゆるーく行きましょう、ははは。

さて垂水・須磨あたりにおける釣果情報の、ネットでの入手先といえば、

 ⇒ 垂水漁港、一文字のグレやチヌ情報は圧倒的だが小物釣り情報が希薄

 ⇒ アジュール舞子、平磯海釣り公園、垂水一文字、ひいては淡路島の岩屋一文字情報まで詳しいのに、垂水漁港には何か恨みでもあるのかというくらい滅多に触れない

 ⇒ 大蔵海岸に強いがやや更新頻度が低い。垂水漁港にはまず触れない

 ⇒ 須磨海岸(千守突堤~須磨浦漁港西側あたり)情報に圧倒的に強いが垂水漁港に触れることはまず無い

といったあたりが浮かびますが、上に書いたように
垂水漁港の「豆アジが釣れ始めたぞ」情報
はどこもまず見かけないんですね。


では平日に垂水漁港の豆アジ釣果情報をいち早く入手するためにはどうするか。

答え:
自分が平日に釣りに行って確かめる
これしかないですね。

ただ私も平日はお勤めがあるしがないサラリーマン。
自宅から垂水漁港までは車で10分ほどと近いのですが、通勤は片道1時間30分掛かっています。あーしんど。

そうなると夕マズメにはなかなか帰ってこれないので、釣りに行くとしたら早朝になるのですが、これまではそれもなかなか難しかったのです。
朝5時30分には帰宅して、釣具を片付けてネクタイを締めなきゃいけませんし。
そうなると納竿のタイムリミットは午前5時15分までとなるのです。


平日朝マズメの垂水漁港に釣りに行きにくかった理由:
夜明け前の漁港の釣り場近くに車を停めにくかったから
なのですね。

漁港のすぐ東にある「垂水漁港駐車場」が最も釣り場に近いのですがそこはコインパーキングではなく有人で料金手渡しシステムのため、朝6時からしか開門してくれません。私にとっては文字通り「終わっとる」状態です。

では国道2号線沿いや垂水駅近くの24時間出し入れ可能なコインパーキングはというと釣り場からはやや遠い上に料金が割高だったり、安いところは満車だったりして、うろうろ空きを探してるうちにどんどん時間が経っていってしまうのです。

じゃあ徒歩でとなると釣り場から自宅まで30分近く歩くことになり、その場合朝5時になったら釣りを終えなければいけません。これもあかんがな。


ところがですね、
今春購入した50ccの原付バイク(YAMAHA JOG)によって状況を変えることができたのですよ。というかもともとそれが大きな目的でしたが。

漁業関係者の邪魔にならないよう当然注意はしますが、釣り座の真後ろにバイクを停めることができ、降りれば即釣りを始められるのがうれしいです。
初夏の明け方の空を見ながら風を切って釣り場に向かうのは車よりも気持ちいいですしね。


という訳で本日5月23日(火)、朝4時15分に目が覚めたのを機に平日早朝豆アジ狙いに垂水漁港に行ってきましたよ。
釣り場到着は4時45分。ここから30分間の釣り開始です。

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やや曇ってますが気持ちのいい朝ですー。
同じくらい気持ちよく釣れるかな!


しかし豆アジの群れが来てるか来てないか分からない状態で30分間だけというのもやはりキツイですね。

最盛期にはアミエビをカゴに入れなくてもサビキ仕掛けに食いついてきますが、シーズン初期は群れを寄せるために仕掛けを準備しながらアミエビを多く撒いてもすぐには反応が無いのです。

15分後、やっと竿に手ごたえを感じますがこりゃ豆アジじゃないですね。



この後更に4匹のスズメダイを釣ったところで
無念のタイムアップ!

海の気配を読む限り豆アジはまだ垂水の海には来ていないようだ、という事を確認しただけの結果に終わりました。


帰宅は予定通りの5時30分。

道具を片付け息子と朝カレーの朝食を摂ってから着替えて出勤~。
(今朝はJR神戸線の人身事故の影響で会社まで2時間半かかりましたが)


■早朝短時間の豆アジサビキ釣行 課題と対策■
さて、通勤中に次回に向けての課題をいろいろ考えましたが、一番は時間との戦いですね。

1)竿はガイドの少ないものを使用する。
2)仕掛けはすぐに準備できるようにしておく。
3)アミエビは事前に買ったものをパーシャル冷凍しておく。
4)クーラーボックスはあえて持っていかない。

1)竿はガイドの少ないものを
今回は2.7mの磯竿を持って行きましたが、磯竿ってガイドが小さくて多いんですよね。
薄暗い中糸を通すのに少々手間取ったのがもったいないです。
次回はガイドが大きく少ない竿を持っていきましょう。
なお、今朝の垂水漁港は中潮の満潮だったため延べ竿では底を取れないかもと思い持って行っておりません。
途中から竿を交換している時間もありませんので、最初のタナ探りそのまま釣り続けるしかありませんね。


2)仕掛けはすぐに準備できるように
30分の釣行で毎回新品のサビキ仕掛けを使うのはもったいないし環境にもよろしくないので当然再利用しますが、仕掛けを何に巻き取ると次回仕掛けの準備が簡単か、以前からいろいろ試した結果がこちら。
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MEIHO(名邦化学)の「クッション仕掛け巻き150」です。
これに幹糸を巻きとるだけ。擬餌針はなすがままに巻き込みます。
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これに巻いて帰宅後そのまま水洗い→陰干し→次回そのまま持参。

これが私の経験では一番錆びず絡まず手間いらずなんです。


3)アミエビは事前に買ったものをパーシャル冷凍
仕掛け同様、残ったアミエビも持ち帰ることが多い釣りになりますが、それを冷凍庫でカチカチに凍らせてしまうと次回溶かすのに時間が掛かりますね。
アミエビをタッパー(縦長タイプが吉)に入れてパーシャル冷凍が理想ですが、それが難しければ、冷蔵庫を買い足すか、前夜寝る前にクーラーボックスに入れて薄く蓋を開けジワッと溶かしておくしかないかと。
いずれにせよ家族の理解を得ることが必須です。
くれぐれも「夏のアミエビ出しっぱなしの悲劇」は避けましょうね。


4)クーラーボックスはあえて持っていかない
1)~3)は主に釣り場での時間節約対策ですが、4)は帰宅してからの時間節約が目的です。
今回迷った結果、クーラーボックスは持っていきませんでした。
結果として豆アジは釣れませんでしたが、釣れた場合に魚の血やウロコやヌメリが付いたクーラーボックスを、出勤前に洗うというのは結構な時間のロスにつながります。といって洗わずに出勤するわけにも行きませんからね。

で、どうするか。
初夏とは言えせいぜい自宅を離れるのは1時間ならジップロックの袋を持って行きましょう。強い日差しも浴びない時間帯でもありますし。
釣れたらそこに魚を入れ、帰宅したらそのまま水を注いで魚を水洗いして水を切り、ジップロックそのままで冷蔵庫へ。
エラやハラワタを取っている時間はないと思いますのでそれは夜帰ってからとなりますが、まあその日のうちなら大丈夫でしょう。
要は「いかに朝の片付けと洗い物を減らすか」が重要なのです。



家内:
そもそも平日朝の出勤前に30分だけ急いで釣りに行くような人ってどれくらいいるの??


ううっ、痛いところを突いてきますね。

確かに平日早朝に釣ってらっしゃるのは、
仕事を引退された人生の先輩か、その日がお休みの人か、はたまた仕事場も近くて朝8時頃まで釣りができる人か(汗)

んー、力説した割にはあまり役に立たない情報?

えーい、もう寝るっ!


家内:
くくく、明日も早起きするつもりね。


なぜそれを!




さてさて、5/21(日)にわずかながらも釣れた豆アジとカタクチイワシ。

釣りの楽しみは釣るだけじゃなく、それを料理して食べることですね~。

まずは豆アジから。
うーん、4匹だけってやはり寂しいですね

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流水で洗ったらエラ蓋から人差し指と親指を突っ込んで、エラごとハラワタを抜く。
んーー、久しぶりですねこの作業。

サイズが大きくなってくると指先の力も必要ですが、このサイズだとプリッと簡単にむしり取れて気持ちいいです。

ハラワタの匂いもほとんど無い、ホントに赤ちゃんのような豆アジですよ。

ちょっとだけ可哀想な気もしますが、せっかくいただいた小さな命、ちゃんと料理しておいしくいただきましょう。

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塩コショウをして下味を。
サイズが小さいと塩の量にも気を使いますね。

味をなじませているうちに野菜を刻んでおきましょう。
私の好みはシンプルに、玉ねぎ、にんじん、緑ピーマンの3種です。
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これを三杯酢になじませている間に豆アジを揚げますよ。
粉は片栗粉をやや厚めに。

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ジジジジ、と音を立てている豆アジのいい香りが漂いますー。

ううう、ここで我慢できずに手前の一匹を家内と半分こ。

家内:ん!んー!んんんーーー!
(たぶん最後の3文字は、おいしー、と思われ)

やっぱもっと数を釣らないといけませんねー。

4匹とも唐揚げで食べたい気持ちを抑えて南蛮酢へ投入。
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味を染みさせている間にはカタクチイワシを手開きしますよ。
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塩をして30分。酢で洗うように軽く〆たら完成です。
簡単ですね。
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ガリを乗せて醤油を一滴。
(゜Д゜)ウマー


そして豆アジの南蛮漬けも完成。
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これまた、(゜Д゜)ウマー (゜Д゜)ウマー

でもやっぱ数が少なすぎて、物足りなさが私の中で爆発しています。

早く数釣りしたいなーーーー。
早く来い来い、次の週末!

家内:
まだ月曜だってば。



5月21日。
それは昨年(2016年)、須磨海岸でこのあたりで最初に豆アジの釣果報告があった日。

ここのところ毎週土日ごとに須磨:千守突堤~垂水漁港にアミエビとサビキ仕掛けを持って押しかけておりましたのも、今年の初物豆アジを早く釣りたいと願っての事でしてん。

須磨区垂水区で例年最初に豆アジが釣れるのが千守突堤なんですね。
私が昨年最初に釣ったのも千守突堤でした。

このあたりの釣り情報に最もお詳しいのがJR須磨駅近くの吉川釣具店さん。
須磨の多くの釣り人がこちらにエサや釣具を買いに来ては釣り情報を寄せ、また情報を収集して釣り場に向かっています。その情報量は他のチェーン釣具店を寄せ付けません。
こういう昔ながらの釣具屋さんにはずーっとがんばって欲しいですね。

さて豆アジ釣り、昨日土曜も吉川釣具店で情報とアミエビを仕入れ、千守突堤、垂水漁港、アジュール温泉裏、アジュール舞子ワンドセトレ前と豆アジランガンしましたが、持ち帰ったのは3割ほど残ったアミエビだけという結果でした。

吉川釣具店のご主人のお話でもまだ須磨海岸では豆アジが釣れたという報告は入っておりません、とのこと。

では、5月21日(日)
今日こそ今年の初豆アジを釣りますよおおお。
(ま、大体気合が入りすぎたときは釣れないのですが)

夜明け前の午前4時、千守突堤東側の東向きに到着。
やっとうっすらと夜が白み始めた、という頃ですね。
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アミエビを撒いて15分。
水面に波紋が現れました。そのあたりを狙ってみましょう。
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光量が足りずブレまくってますが18cmほどのカタクチイワシが上がってきます。
ただ今日の狙いはキミではないんですよ。

4時30分。イワシはあっという間に去りしばし沈黙する海。
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4時56分:日の出
さあ、朝マヅメの勝負時ですよーー。


底方向に引き込んで上がってくるのはチャリコ

20cmクラスが6枚ほど立て続けに上がります。
先ほどのイワシと一緒にエアーポンプで活かしておきましょう。

穴ハゼやフグにも悩まされながら、


午前5時過ぎ:その時はやってきました。

海面表層を何かがサッと走った気配を察し、そっとサビキ仕掛けを投入。

プルッ プルプルッ
おおおお、非常に小さいけどこのアタリはまさしく豆アジ。

今年もとうとう来たのかな??
いや、もしかしたら小さなイワシの群れかも。
いやいやいや、このアタリは絶対にイワシではない。

どうだっ!




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今年初の豆アジ、釣ったどーーーーー


おそらく群れは小さいでしょう。
釣るなら今だ!!




二匹目~

本日最長寸の全長7cm(汗)

更に二匹を追加したところでやはり群れは去った模様。
ガンガンとアミエビをぶち込みますが気配も消えました。
やはりまだ相当群れも小さいんですね。

おっとここで昨日の残りのアミエビが底を付きました。
次の群れが来る前に吉川釣具店に走ってアミエビ追加購入と「釣れ始めましたよ速報」をしておきましょう。

釣果は後ほどお見せしにお持ちしますね、と約束し再び千守突堤へ。

残念ながらもう群れは戻ってこず、午前8時納竿です。

片付けをしながら吉川釣具店のブログを何気なく見ると
あわわわわ、ご主人、仕事はやすぎ(汗)
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こりゃ早く実際の釣果を持って行かなきゃ。
たった4匹だけど(滝汗)

クーラーボックスを持って「豆アジですーー」と改めてご挨拶。
ご主人と奥さんからは「おおーーー、お待ちしてました」と歓迎の声。

あちゃあ、4匹で終わりでしたか。
ブログではちょっと大げさに速報してしまったなあ、修正せなあきませんな、とのご主人コメント。

それでも
「当店が知る限り、今年の須磨の海で釣れた豆アジの初もんですわ。
 今年も豆アジの顔を拝ませてもらえてありがとうございます。
 そして、第一号報告、おめでとうございます。

ううう、須磨の釣り情報を最も多く持つ方からのありがたいお言葉、
もう泣きそう(汗)

写真をあれこれ撮っていただいて帰宅して再確認。
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美しい、しみじみ美しい。

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ちっこいですけどねーー。1円玉2~3枚分でしょうか。
わはは。

その他の釣果も含めるとこちら。
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家内:
 あれ?豆アジが釣れるまで他の魚は全て外道でリリース、じゃなかったっけ?


いいの!
もう豆アジ釣れたから、みんな仲間の大事な釣果なの!

何はともあれ、釣れてうれしいーーーーー

皆様の応援に心より感謝いたします




こんばんは。
豆アジ用サビキ仕掛け、
擬似針のピンクスキンの巻き方講座の時間です。

家内:
 早くお風呂に入って寝てね。

はーい。
日曜は中間試験が終わったばかりの息子と久しぶりに釣りですから~。


さて前回結びました、
アジ針 1.0号 ハリス3cm そのうちチチワが1cm 
という針。
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これにピンクのラテックス製ゴムフィルム:通称「スキン」を巻いていきますよー。
なぜか妙にむずむずする材料ですね。気のせいか。

準備するのはこんなものです。あ、ハサミが写ってないですがハサミは必須ですよ。
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ハヤブサのスキンの色は確か「白」「ピンク」「緑」の3種類ありますね。
いつか色の違いによる食いの差も確かめなきゃいかんですね。


しかし、うーむ、針とハリスと擬似餌の材質の組合せ、撒き餌にイワシミンチを入れると良いというのは本当か?とか、豆アジの持ち帰り方は潮氷による氷締めで本当にいいのか?、とか考え始めたらやらなきゃいかんことが無限にありますよ。


いかん、「豆アジサビキを極めたい」だなんて、とんでもないことをほざいてしまった気がしてきてますよ。
集魚剤の配合比率やら、アミエビ再解凍による劣化と食いの違い確認とか、日を追うごとにいっぱい試さなきゃいかん事が増えてますやん(汗)

家内:
始めたばかりのころは簡単だと思ってたことが、分かってくるほどにどんどんその奥の深さが見えてくる、分かれば分かるほど分からなくなっていく。
それを繰り返し確かめ続けて自分の考えを確立していく。
それが「道を極める」という事じゃないかしら。

うおー、名言。
よーし、サビキ道というものを立ち上げて将来的にオリンピック種目にするぞ!


まずはスキンに同封されていた「作り方」を見てみましょう。
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お分かりでしょうか。
極めて具体性に欠けた説明文です。
「お好みの長さで」とか。

具体的なのは唯一、
「①使用する針のフトコロの幅でスキンをカットします。」
という部分くらいですね。


要するに「お好みで好きなように巻いてくださいね」ということなんでしょうが、これって私は困るんですよ。

まるで料理のレシピサイトでよくある
 醤油 :適量
 みりん:適量
 酒  :適量
 最後に塩で味を整えます
みたいな感じでしょ? 

ひどい場合、更に
上記調味料を目分量で入れて味見をし、足りない調味料を加えます。
とかも。

それができたら最初からネット検索なんかするかい。


すみません、また話がそれました。
いくぞー、具体的に!



いざやってみると、そもそも
「フトコロの幅でスキンをカット」
これがいきなり難しいです。

ネットで調べるとカッターナイフでさくっと、とか
引ききるのではなく上から押すように切る、とか書いてありますが、
やってみるとカッターナイフでは
なかなか切れない、幅も一定にできない
という事に気付くのです。
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カッターナイフの刃で上からスキンのロールをぐっと押しても、ただ凹むばかり。
前後に動かしてもカッターの刃の下でコロコロコローと回転してベロンベロンになるばかり。


じゃあ、とスキンを手で押さえながら刺身を引くように切るとまず間違いなくスキンの断面がガタガタになります。
切り口の最後がニューっと伸びた上で切れるからですね


いやー、いろいろ試しました。
スキンロールの切り方 経験に基づく結論:
ハサミで切るのが一番きれいに切れる。


さあやっと巻き方編ですよ。

①使用する針のフトコロの幅に合わせてハサミでカットします。
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この幅は実際には多少の幅の誤差があっても大丈夫です

針に巻く時は、スキンの幅が広ければ強め引いて巻けばスキンが伸びますので、細めの幅に切ったのと同じようになります。


②切ったロールを5cm伸ばします。
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③中指を起こしてその外側にスキンをまわし、
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④更に薬指の外側にも回してスキンの輪を作ります。
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⑤輪の向こうから手前にロールを通し、結び目になる輪を作ります。
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わはは、ほとんどアヤトリみたいになってますな。


⑥その輪に、針のフトコロを引っ掛けます。
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⑦1回目の結び目を締めます
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説明書では結び目で固定せずにいきなり巻くような書き方になってますが、一度固定しておくほうがはるかに失敗が少なくなりますよ。

この段階で手を離すとこんな感じになってます。
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この時点で羽の向きが針の軸と同じ方向になるように結び目をひねっておきます。


⑧針の軸にスキンを巻いていきますよ。
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⑨一周目の巻きはハリスの結び目の直前まで行きますよ。
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スキンがハリス結び目の上に乗るとハリスにまでスキンが巻きつきやすくなり、そうなったらスキン巻きの最初からやり直しになります。
これも結構やった失敗です。


⑩二周目はフトコロ方向に巻き戻っていきます。
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⑪フトコロ近くまで巻き戻ったらまた中指の向こう側にスキンをかけ、
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⑫手前にくるりと輪を作り、
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⑬その輪にロールを向こうから手前に通したら、
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⑭左手で針をしっかり握ったまま、右手でロールを上に上げて輪を締めこみます。
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⑮締めたところ
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⑯ちゃんと締めこめたら針の手を離しても大丈夫です。
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⑰ロール側のスキンの根元とをハサミで切断し、羽も整形したら完成です~。
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チモト部分の処理について:
当初は細い蛍光パイプを切って接着剤で固定したりしてましたが、使ってみたところ正直それによる効果は分からないのです。

手間がかかることを考えると、上記写真の状態で量産し、針が折れたりハリスが切れたりしたら気兼ねなく交換していく方が釣果は上がると思います。



さて、シャワーを浴びたら今朝の釣行準備です。
今日こそは今期初の豆アジを釣り上げられるかな!





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