5月24日(水) 午前4時
男はそっとベッドを抜け出し、手早く身支度を整えた
竿:OK リール:OK サビキ仕掛け:OK
さあ行くぞ 今日こそ垂水漁港での最初の豆アジを釣るぞ
玄関のドアノブに手を掛けたところで男は思い出した
あ、アミエビ忘れてた
改めて玄関を出ると霧のような雨が降っている
さあどうするか
午前4時40分
垂水漁港西波止の漁船が並ぶエリア
「垂水の釣り情報」サイトでいうところの黄色4番
中央エリア 西波止・船着場
少しずつ明るくなってくる中、この船の影に身を寄せているはずの豆アジの活性も上がるはず
ただ、雨も次第に強くなり始めている
先ほどまでの霧雨から、じわじわと小雨へ
15分後には引き上げないと帰宅時にはずぶ濡れになってしまうだろう
手早く竿に糸を通し仕掛けをつなぐ
準備しながらアミエビを海面に広く撒く
水中には魚の気配はまだ無い
仕掛けを投入
サビきつつ、時々巻き上げてはアミエビを足して再び投入すること10分
アタリも魚影もない
体もじわじわ冷えてくる
男は決めた
あと5分経って豆アジの姿が見えなければ納竿しよう
帰ってシャワーを浴びて会社に向かおう
そして明日朝またここに来よう
残り時間が2分を切った
その時だった
小魚が1匹、アミエビの煙幕の外側で体をキラリと反転させるのが見えた
仕掛けを静かにそこへ寄せ、軽く仕掛けをサビく
垂水にも豆アジが
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
(この物語は事実に基づく実話であり、登場する人物はそのまんま本人です)
ふー、既に釣り上げている方もいらっしゃるかもしれませんがとりあえず、
垂水漁港にも豆アジが来たことを報告いたします!
(釣果はこの1匹だけだったのでさすがにリリースしました)
次のターゲットはフィッシングマックス垂水店でもまだ「豆アジきたー」の報告が無い
アジュール舞子
ですね。
でも明日朝はまた雨模様ですし、垂水漁港より往復10分は長くなりますので平日早朝は無理ですが。