播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2017年08月

乗合船の右舷前のほうでテンヤの手釣りをしている私。


太い糸を持つ手に1杯の大きなタコが乗った重みを感じました。

おおお、大ダコがやっと来たぞー。
よーし、合わせるぞ、せーの!

と思ったところで、テンヤに2杯目のタコが乗ってきて、
更に3杯目、4杯目とどんどん乗ってきて、
最後には全てのタコが合体して超巨大なタコに変身。

ひえーーっと思いながら、海底から引き剥がそうと両手で思い切り糸を引くと、タコの重さに負けて船が傾き船べりから海水がドーーーッと入ってきたところで目が覚めた今朝の夢。


やっぱ今年大物タコを釣り上げられなかった事が心に引っかかっているようです。


さて、初めて挑戦してみたこの2ヶ月の明石の船タコ釣りについて、初心者が感じたことを忘れないうちに何回かに分けてまとめてみることにします。

10年後に読み返して「この頃は全然分かってなかったんだな」と笑うためのタイムカプセルみたいなもんですので、ツッコミどころがあったらぜひぜひ容赦なくコメントください。


①なぜ私が明石のタコ釣りにハマッたのか

これは間違いなくブログ友で釣り名人の「なばさん」に釣られたためです。

昨年の9月、なばさんから「タコの釣果をプレゼントしますよー」と声を掛けていただいたのが「誘い」。

私がそれにニューっと手を伸ばし、釣り物明石タコの美味しさに驚いて
「これが何十杯も釣れるなら、船釣り、いいかも」
と思った次第。

今年6月4日、そのなばさんが小松乗合船を一緒に予約していただけました。
この頃はまだシーズン早めだったのですね。


この日のなばさんの釣果は1杯、初めての私の釣果は4杯。
この釣果、絶妙でしょ?

「もっと修行したい!なばさんが50杯釣る頃には私は200杯釣れるかも!」
と思い上がりますわな。(まったくもってバカヤロウですな)


ここでなばさんが私がタコ釣りの世界というテンヤにしっかりと覆いかぶさったのを感じられたのでしょう。

間髪をいれず、
「もとさんを『第10回 明石釣原人杯 タコカップ』にエントリーしてますよ」

これ、タイミングどんぴしゃのなばさんの完璧なアワセ、でしたね。

それを聞いて、タコ釣り経験1回だけでタコカップに参加させていただいては失礼でしょうと慌ててまだ釣果が上がらない中でも6月中に4回船に乗って練習し、一方で竿やリールや仕掛けをどんどん揃えていってしまいました。

そんな私を見て、タコカップ主催者の「明石釣原人さん」がわざわざ垂水にまで入手困難なタコ釣り仕掛けを届けてくださったり。
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そしてタコカップ当日に目の当たりにした、明石タコ釣り界の横綱や神様や魔物たちが笑い声に包まれながらカツオの一本釣りのようにタコを釣り上げ続ける明るく異様なオーラ。
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一番の驚きは私の隣の釣り座に構えられた「あじよし塾長」。
経口補水液を浴びるように呑み、いろいろなスプレーや保冷剤で体を冷やしながら短い竿を指先のように扱って時速40杯を越える速度でタコを釣り上げる姿に呆然とする私。

謙遜しながらこんなTシャツを着てるネ申様もいらっしゃいますし。
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ぎゃはははは、なんなんだーこの世界は?

もう私は巻き上げられるままに無抵抗でタコ釣りの世界に引き上げられるタコそのものの状態で、どっぷりとハマッていった次第でございました。

一言、感謝!

ま、なばさんからは
 そんなややこしい誘いやアワセしてまへんでー。
 それやって何のメリットがあるねーん
と言われるかもしれませんが。ははは



今年2017年は「なばさん」にお誘いいただきタコ釣りを始めた私にとっての
タコ釣り元年でございました。

その初めてのタコ釣りは6月4日(日)の小松乗合船

あれからかなりの月日が経っている気がしますが、まだ2ヶ月も経ってない事に気付いて少々驚いています。なんせ濃くて熱い日々でしたからねー。

 6月 4日(日) 小松乗合船  4杯
 6月24日(土)  丸松乗合船  3杯
 7月  1日(土)  小松乗合船  6杯
 7月  8日(土)  松一乗合船  3杯
 7月12日(水)  阪本丸   43杯
 7月30日(日)  風よし丸  29杯
と、我ながら何をやってるんだという状態でしたが皆さんのお陰で
めっちゃ楽しい日々だったんですよ

さあ、そんな今年の乗合船でのタコ釣り。
最後はやはり初めてお世話になったこちらで締めますよ。
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2日前になばさんからいただいた今年最後のタコ釣りアドバイス。
「周りの皆さんの釣り方に合わせて楽しむべし」
に従い、今日は竿やエギやスッテだけでなく、テンヤの餌もあれこれ準備しましたよ。

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豚脂身(持参)、アジ(小松丸より)、鶏手羽元(持参)、鶏皮(持参)、サンマ(持参)
アジには豚脂も組み合わせてみましょう。

6時出船、6時20分釣り開始。
釣り座は右舷ミヨシの3人目。
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この辺りは屋根が途切れるところなので竿釣りの人が好まれるとか。
屋根が無いと大きなアワセがしやすいんでしょうね。暑いけど。


小松乗合船は定員40名という大型遊魚船ですが平日なのに満席。
シングルベッドくらいなら持ち込めそうな真ん中のスペースは特筆もの。
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おかみさん、船頭さん、船長さん皆さんのしっかりした雰囲気が伝わるのか、釣り客も皆いい雰囲気の人ばかりですね。
周りにご挨拶してもいい方々ばかりです。

ただ本日少々悲しかったのが、この乗合船のマドンナ
まどか船長
がいらっしゃらなかったこと(涙)

その代わりに船の大親分が大ミヨシにドーンと鎮座なさいました。
黄色いクッションに小さく書かれている「マドカ」という名前も親分のお尻で隠れていますよ。
あーん。
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さて釣り開始です。

周りの皆さんを見ると竿が多いので私も最初は竿でやってみましょう。
仕掛けはデビルクラッカーのピンク白でいきますよ。
二日前に少し分かった感覚を試してみます。

すると!



きゃほーー!
いきなりいい型のが掛かります。
あ、デビルクラッカーにはkuroさんの真似をして豚脂も縛ってみました。

その後周りも苦戦する中、私も1杯追加はできましたがなかなか続かず。


だんだん気温が上がっていく中、テンヤで釣っている人が左舷で大物を上げたっぽい話が伝わってきます。
そうなると周りも敏感に餌テンヤに切り替え。もちろん私も(笑)

皆が手釣りモードになったところで
3杯目、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!


なぜタコが脂身やら手羽先を好むのか。
脂の匂いが好きなのだろうと言われますが、タコは豚や鶏が好きなのでしょうか。
これ、来年への調査の宿題ですね。


10杯を越えて今日もとりあえずツ抜けは達成。
12杯を超えて、今年の年間束釣り(100杯越え)も達成!

そうなるとあとはなんとか悲願の
2017年:キロアップ (1杯の重量1kg以上)
を達成したいですね。


頑張りました、頑張りました。
でも800グラムのを釣ったところで今年の私の夏タコは終了~。

日焼けが熱いです、ふぅ。


■今日の釣果:18杯!
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全くの初心者による、この夏のタコ2ヶ月間の累計は
106杯
でフィニッシュです。


という訳で、宿題もキロアップ含め多々ございますが、
色々とアドバイスいただきました諸兄に感謝いたします。
ありがとうございました!楽しかったです!

この2ヶ月の振り返りは追って整理します!



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