播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2018年11月

キス釣りバトル:btオープン2018も終わり、少々腑抜けのようになっております今週。
私が釣りを始めた頃のことを思い出しておりました。


私の初めての海釣りは小学校低学年の時に父に連れて行ってもらった姫路市網干区の材木港でした。
まだリールもろくに扱えなかった私に父が「まずはこれから」と買ってくれたのがのべ竿で、材木港の南向きテトラの際でアブラメやメバルが釣れて喜んだことを今でも憶えています。

その後、御津町室津の七曲海岸の磯場にも行くようになり、フロート天秤での投げ釣りなどもするようにもなったのですが、それでも好きだったのはのべ竿での穴釣り探り釣り。
まだ小さかった弟も一緒によく行きましたなあ。

水中でのオモリや針の位置を軽いのべ竿を持った手の感触から想像しつつ、根掛りしそうなギリギリのところで小さく誘って当たりを待つという釣りの基本はそこで学んだ気がします。


そんな事を懐かしく思い出している中、須磨のキス釣りで知り合い、先日は大きな鯛の牙をいただいたりした
が会長を務められる
のべ竿愛好会
というものの存在を知りました。

しかも今週末の12月1日(土)にはその月例会が須磨浦漁港で行われるとお聞きし、この度のべ竿愛好会に入会させていただくと共に早速その月例会にも参加させていただくようお願いしたところ快諾と会員No.9番をいただきました。
伯楽の大家さん、ありがとうございます。
16時集合で21時解散の夜の須磨浦漁港でののべ竿釣り、楽しみです。


ところが少々困ったことが。
私が持っているのべ竿は4本ですが、内3本はサビキ釣りで使っている万能竿や渓流竿。残る1本は鮎竿です。

伯楽の大家さんは鯉竿かボーダレスのガイドレスをオススメされていますが今からは探している時間もなさそうなので、持っている渓流竿の中で硬調かつ先調子の4.5mのもので一旦代用させていただくことにしましょう。
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あと、多分無理だとは思いますが、今恐れているのは夜釣りで大きな魚が掛かってくること。
もしも40cmのアコウなんかが喰ってきたらどうしましょ。

家内:
アコウ?絶対釣り上げてきてね!アコウの煮付け食べたい!

おっと今日はツッコミじゃなく更にプレッシャーをカブセてきますか(汗)
まず無理でしょうけれど。


そういえば日曜のbtオープンのキス釣りでも伯楽の大家さんは7.2mのシマノ:ボーダレスのガイドレス P720-Tを振り回されていましたね。
ご本人は「仕掛けを振り込むとブォ~~~~ンと音がなるので夜釣りでもどこにいるか分かってしまう」とよく書かれていましたが、その際に初めて聞いた竿の風切り音にはたまげました。
ブォ~~~~ンというよりも
バシュ~~~ン!
すごいですね。この竿、お値段も音も強烈な迫力です。
のべ竿愛好会 No.1号さんは更に長い8.1m。
みなさんタックルからして私とは気合が違います。

ま、ご迷惑を掛けない範囲で楽しんでみましょっと。
仕掛けは小アジ針5号にシーガーの2号を結んでと。
道糸は東レの銀鱗2号にガン玉オモリを噛ませましょ。
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キス釣りのちょい投げではポイントの10mほど先に向けて剣道のメンを打つようにまっすぐ竿を振ってましたし、のべ竿でもサビキ釣りの場合はアンダースローで振り子のように仕掛けを投入しますが、今回久し振りに右手の手首をクルリと回す振り込み方ができそうで懐かしいです。

うーん、おいしい根魚がたくさん釣れるといいな!

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須磨キス釣り大会:btオープン2018が先ほど終わりました。

大会の11月25日(日)は三連休の最終日でもありますので、木曜、金曜、土曜とプラクティスにも真剣に取り組みましたよ。(木曜は職場の一斉休日で4連休でした)

本戦のルール:同時に仕掛けを投入できる竿は1本まで、に従いつつ、「数打ちゃ当たる」に頼るために編み出した
10本針仕掛け
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プラクティスで試しておきましょう。

石ゴカイをズラーッと付けて投入し5分待って竿を上げる。

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一投目:だめだこりゃ。

二投目:根掛りしてスカイシンカーごと10本針仕掛けをロスト(泣)

結論:
 須磨のキス釣りに10本針仕掛けは不向き。

家内:だから言わんこっちゃない。
   それで、皆さんの反応はどうだったの?
私 :「言わんこっちゃない」


そんなこんなで綿密なプラクティス(どこがじゃ)を終了し、いよいよ本番、
11月25日(日)の朝を迎えました。

釣り場の第一候補は「千守突堤」
先日から千守が好調というニュースが流れております。
ただしそれにより連日皆が叩きすぎているため、ここは逆に避けたほうが良いのではないかと。
またここのところすっかり冬めいてきていますので水温の更なる低下に賭けましょう。
おそらく正攻法では勝てないでしょうから。


そして私が選んだのは「須磨浦漁港の白ブイ」。
ここは昨年のbt classic2017で上位入賞者が多く出たポイントです。

場所押さえを兼ねてかなり早く到着すると
周りにキス狙いの人、誰もおらんがな!
(タチウオウキ釣りの人がぱらぱらとはいらっしゃいましたが)

どうする、まだ午前5時。
今なら千守も入る余地があるかも、と自問自答しますがやはり初志貫徹。
多分千守突堤は釣堀のようになるでしょうし。

入念に仕掛けを準備し、大会開始時刻を待ちます。
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6時丁度に仕掛けを投入。
開始10分、ゴンゴン、ギューーン、とティップが走りまず1匹。16cmほど。
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エリート7としてボウズは避けたかったのでとりあえずホッ。

20分後、同じところでもう1匹ほぼ同サイズのを釣り上げます。
(写真は撮り忘れ)
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リミットメイクまであと1匹。

そしてここから須磨浦漁港が長い沈黙に入ります。


午前8時30分、千守への移動を決意。
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ほーら案の定の混雑っぷり!

皆様にご挨拶して間にそっと入れていただきますが、ちょうどこの時刻頃から千守も沈黙気味になり、私も3匹目が釣れませんがなー。

もういい、ピンギスでもなんでもいいからとりあえず3匹揃えて
苦戦しましたがリミットメイクはしましたよ(フッ)
と言わせてくださいーーー!

残り時間は1時間を切りました。
ええい、砂浜へ行くぞ!
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一投目:クサフグ
二投目:ミニハゼ
三投目:テンコチ

うーーん、あと一匹、あと一匹!
残り30分!

四投目:
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ピンギスキターーーーーヽ(☆∀☆ )ノ


そしてタイムアップ。
ウェイイン会場に向かいます。

優勝は昨年度年間王者のぷーちゃんさん
3匹総重量240g超えでしたかね。
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安定の強さ、すごいです。
私が協賛したハピソンのチェストライト:インティレイをお選びいただき光栄です。

2位は須磨の守護神:あおちゃん
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このあとあおちゃんとLINEのお友達になりました。

3位は釣り阿呆侍さん:
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真面目なプラクティスを結果に出されました。おめでとうございます。

それ以下の結果、公式記録はbtさんブログでの公式発表を待ちましょう。

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最後は年間王者連覇のぷーちゃんさんの三本締めでお開きへ。

あー、楽しい数ヶ月でした。
こんなにキス釣りに集中したことはありませんでしたね。
主催のbtさん、運営の大阪の稲田さん、NoRiさんありがとうございました!
参加された皆様もお疲れ様でした。

家内:
 参加者は30人くらいだったのね。
 で、あなたは結局何位だったの?

私:じゅ、十位。。。。

家内:
 うーん、ツッコミにくい中途半端な順位ねー

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11月17日(土)
朝4時に目覚ましをかけていたものの目が覚めるともう明るくなっておりました。
ま、本番1週間前というのは潮も逆になるのでいっかなとか思いつつもそもそと。

息子は部活の朝練に、家内は録画済みの羽生結弦選手フィギュアスケート鑑賞、私は須磨へキス釣りプラクティス。
家族がそれぞれ好きなことに打ち込めるようになってるのは嬉しいようなちょっと寂しいような。

吉川釣具店でご主人とお話しながら石ゴカイと青イソメを購入。

ご主人:
もとさん、こないだデカいキス釣ってはりましたなあ。

私:
ありがとうございます。
お見せしに来ようかと思いましたがあの日は別のエサ屋さんで買ったのですんません、遠慮しまして。

ご主人:
いやいやいいんですよ。
それよりキスが渋い中、27センチは立派ですわ。
エリート7でしたっけ?おめでとうございます。

私:
ははは、よくご存知で。
ただ教えてもらったとおりに釣っただけのマグレですよ。

ご主人:
でも須磨のAさんに更にでかいので抜かれてましたな
29cmは須磨では滅多に出ないからあれはまあ、仕方ないですよ。

あはははは、さすがの情報通ですね。嬉しいです。


さてさて、もうすっかり明るくなった千守突堤に到着。
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ここの景色はいつも綺麗ですね。
これを見ると平日の肩と頭のコリがほぐれるので大好きです。


千守では守護神「あおちゃん」がいい型のキスを釣っておられましたが私は今日もどうもダメ。
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やはり裏街道で運を使い果たしたのか、そもそも下手なのか(後者)

そこで思い出したのが釣りの格言
 釣りに重要なのは、
  一、場所
  二、エサ
  三、腕

よし、場所を変えましょう。
腕はすぐには変えられないしエサは多めに買ってしまったし。

漁港に移動しながらもあちこち投げてみましょうかね。

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あかん。

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うーん、あかん
これはハオコゼかと思ったらオニオコゼではないですか。それも4cmってあんたあんた


須磨浦漁港に移動。
エリート7のお一人、尼崎のshさんと当日の仕掛けに関するおバカ話などしながら、延べ竿愛好会会員No.1号さんや摂津市のTさんと挨拶したり。

あ、延べ竿愛好会会員No.1号さん、釣果のアイナメありがとうございました。

ここでやっと今日のファーストキス18cm。
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11/25の本戦ではせめてこのくらいのが3匹釣れないと格好がつかないわなと、同じ辺りを狙いますがどうも後が続きません。ハゼばかり。

続いて漁港から更に西へ移動。
西エリアすぐのテトラの際を狙ってみましょう。
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しかし来るのはフグばかり。
たまに20cmほどの木っ葉グレ。
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昼が過ぎたので帰りましょ。

千守の踏み切りは相変わらず閉じてる時間が長いですね。
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うーん、どうもいけませんな、本戦が思いやられる釣果です。
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さて、次の週末は本戦直前、最後のプラクティスですよ。さあどう手を変えましょうか。

下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、と言いますが、本戦で同時に出してよい竿の数は1本だけ。

では
針の数を増やしましょう

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家内:
よしなさいって。
確か去年同じようにサビキ20本針仕掛け、とか言って試して、
針の数が多すぎるのは逆効果だ、と懲りてなかった?
反省が活きてないよー。

私:
ま、事前の練習だけでも色々試したいのさ。
1投目でリミットメイクの可能性を求めてねー!

家内:
ここで人がやってない釣り方をするのはいかがなものかと。
マグレでデカギスが釣れたのも、先人の方々の釣り方を素直に聞いたからって言ってたじゃない。

マグレ言うた!

家内:
自分でも言ってたじゃない、だってマグレなんでしょ?

2回も言うた!


ま、人が多い時や本戦ではもちろん無茶はしないですが


あ、そういやこんなんも買いました。
タングステンのバレットシンカー。軽い7g(1/4oz)の。
でも取り出して1個を手に持つとちっこいのにズッシリ重いですね。
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ただ目下の問題は
このオモリを取り付ける向きが分からないこと

ひーー、細いほうが上向き?(竿先方向)?
それとも細いほうが下向き?(投げた時に飛んでいく方向)?

家内:
よくわかんないけど、たぶんダメだこりゃ

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11/25(日)に開催されます須磨キス釣り大会:btオープン2018
エキシビションとしてエリート7と名付けられた7名による戦いが行われ、その敗者復活枠2名に潜り込めた私ですが、正直なお話、キスをまともに狙って釣り始めたのは昨年秋からというドシロートなのですよ。

よって今の心配は本戦でキスがボウズに終わって浴びせかけられる罵声(汗)

先人たちのお話をお聞きしていると、やはり大会直前ギリギリまで何度も行うプラクティスが重要なのですね。

この週末は土曜夕方から日曜にかけて用事がありますのでプラに行けるのは土曜早朝だけですね。午後は雨模様ですし。
先週まではデカギス一発狙いの釣り方ばかりでしたから本戦の数釣りの練習・準備を急がなければなりませんよ。

という訳で平日夜は書籍によるお勉強と仕掛けの準備を行いましょう。

■書籍によるお勉強■
確か大昔にキス釣りの本を買った記憶が、と掘り出してきましたのが
新キスのすべて
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今から丁度30年前の1988年初版発行の週刊釣りサンデーの別冊です。
当時では珍しかった一冊丸ごと1種類の釣魚についてまとめられた名著です。

キスを愛してやまなかった小西和人社長の写真や文章が今読み直しても熱いですね。
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さて釣り方に関してずっと目を通していきますと、文章のあちこちで目に付きますのがキスは音に敏感であるということ。
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根魚ではない回遊魚:キスにとって身を守る武器は音に対する敏感さと逃げ足なのですね。
ドボン、ドボン、なんて、キスの頭上に、オモリを放り込んだりしてないでしょうね、あなたなら。
という言葉をしっかり心に留めましょ。


■仕掛けの準備■
という訳で本戦に向けてまずはオモリの準備です。

最近のお気に入りはささめ針社のスカイシンカー。
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細長い形状によって空気抵抗が小さいので重さの割によく飛び、底面積が小さいことで着水音も小さいのがいいですね。
その着水はまるで高飛び込みのオリンピック選手のよう。
上方の表面が発泡素材で覆われてますのでリールを巻くとスイスイ浮かび上がってきますので根掛りしにくいのがメリットです。
投げる距離によって8g(約2号)のと18g(約5号)のを使い分けてみますよ。


また今回新たに準備したのがこちら
ささめ針製 ちょい投げジョイキス
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いわば二股テンビン、です。
キスは小さいながらも群れで泳いでいることが多いので2本針を並行に引けるタイプを使ってダブルヒット狙いで数を稼きたいなと期待。

もちろん2号~3号の中通し丸オモリも多めに準備しましょ。
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あくまで着水音は小さく小さく、キスを警戒させないことに注力します。


針は先日までのカレイ針9号、10号からダウンサイジング。
がまかつ投げ専用キスの7号と8号を多めに結んでおきました。
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これで根掛りも怖くないぞ!(シンカーのロストはイヤだけど)

さてまた「新キスのすべて」の内容に戻ります。
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キス釣りの代表的なエサ、として一番目にマムシが挙げられているのもすごいですね。小西社長はデカギスを狙って五島列島などに何度も釣行されてますので彼にとっては当時からデカギスにはマムシが一番のエサだと感じておられたのでしょう。
「大型なので数釣りには向かない」としっかり書かれているのも信頼できるコメントです。

ま、本戦は1尾長寸ではないので私はマムシ餌は使わない予定ですが。



そんなこんなで更けていく秋の夜。

あー、早く週末が来ないかな!


おまけ:
この秋の当たりのお米。
播磨たつの産の「ミルキークイーン」
(須磨のナナファームで購入)
ちょっとお高いですが柔らかめの食感と旨みが素晴らしいです。おススメ!

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以前から「和の心を大事にしたい」という家内。
侘び寂びや物を大事にする日本人ならではの気持ちが強いのでしょうね。
(もちろん私との会話でツッコんでくる関西人でもありますが)

その家内が最近熱中しているのが「金継ぎ」。
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割ってしまった愛用のお皿や器を漆で接合し、金粉を蒔いて磨くことで、再び使えるようになるだけではなく、壊れる前よりも愛着が持てるようになるのだとか。
Re-Useだけではない、いわばRe-Born。

更に最近は自分が学ぶだけではなく、身に付けた技法をもっと広めたい、と考え始めて開設したのがこちら。↓


垂水のお店を借りて金継ぎワークショップ(体験型講座)を開いたりしております。
ご興味ある方はぜひ。


さてその金継ぎを行うには色々な道具が必要なのですが、その中で釣りに関係するのが表題の「鯛牙棒」。
(「たいきぼう」と読みます。)

金粉はいくつか種類がありますが、例えば「丸粉」と呼ばれるように形状が極めて小さな球体ですので、それに光を当てても乱反射してしまい金本来の輝きが出ないのですね。
それで仕上げにメノウの棒など固くてツルツルの棒で磨き上げることによって丸粉をつぶして表面を滑らかにし、接合部分が明るい金色に輝くようになるとの事だそうです。

そしてその磨きに使用する棒先の材質でも表面の滑らかさと硬さのバランスが最も優れているのが
大型天然真鯛の牙
なのだとか。
養殖の鯛は柔らかい配合餌を食べているため顎や牙も小さいので、貝殻などもバリバリ噛み砕いて育った天然真鯛の大きなのがいいのでしょう。


今年2月には明石釣原人さんから55cmの天然真鯛をいただいて(原人さんその節はありがとうございました)その牙で作ってみたことがありました。
その時の鯛牙棒は家内が今も愛用しています。

ただこれも長く使うと鯛牙表面の硬い部分が磨耗してくる消耗品でもあるのです。

もっと作っておきたいな、と思っておりましたところで、須磨のキス釣りがらみでお近づきになれました伯楽の大家さんと先日須磨海岸にて、伯楽の大家さんのお知り合いの方が平磯海づり公園で大きな鯛を釣った、というお話をお聞きしました。

厚かましくも「その牙部分をいただけませんか?」とお願いして快くお送りいただいたのがこちら。
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こりゃでかいや。
それもその筈、平磯海づり公園の今年の真鯛記録賞を更新された
72cm
の真鯛の顎だったのですね。これはびっくり。
しかもそれを釣り上げられたのは荒磯明石クラブの会長さんなのだとか。
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これはすごいブツですよ
荒磯明石クラブの会長が釣られた72cmの天然真鯛。
明石の港に水揚げされたのではないので厳密には明石鯛とはいえないかもしれませんが、まあ明石も平磯も地球規模で見るとほぼ同一地点でしょう。

鯛牙棒に使えそうな牙はこのうち上側の6本。
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使用する棒は実用上は割り箸でもよいのですが、せっかくいただいた貴重な大型の牙ですからしっかりした柄に付けましょっと。
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ターレンス ヴァン・ゴッホ ビジュアル筆4号です。

これをもったいないですがニッパーとラジオペンチで毛と金属パイプを毟り取ります。
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牙はダイヤモンドやすりで底を削って接着性を良くしたら
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瞬間接着剤でしっかりと一次接着します。
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糸を巻いて漆を塗り、硬化したら完成です。
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小さめの歯は糸を巻かず直接漆で固めます。
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完全に硬化するまでまだ使用できませんが、またうれしいツールが増えたと家内が喜んでおります。

伯楽の大家さん、ありがとうございました!
荒磯明石クラブの会長さんにも大変喜んでいたとよろしくお伝えください。

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