播磨と摂津の境目から

垂水在住のもとと申します。 人生楽しんでます。

2019年11月

裏街道の余韻に浸るのを終え、次は本戦の準備を、と思ったところでちょうどタイミング良く「btオープン2019」のレギュレーションが発表になりました。

01btトップ画像
btさんブログ


では戦略検討を兼ねて早速レギュレーションを分析してみましょう。
(以下青文字部分がbtさんブログからの引用)


bt オープン 開催日 
2019年11月24日(日)
予備日 12月1日(日)荒天等順延日

どなたでもご参加いただけます。
実釣に情報交換に晩秋の1日をお楽しみください。
(中略)
参加条件
●年齢性別国籍不問、ただし小学生以下は保護者同伴のこと


「btオープン2019」という大会名のとおり、「どなたでも参加可能」。
しかも参加費無料。いいですねー、このおおらかさ。
ただその分これまで姿をお見せにならなかった猛者も出場なさる事もある訳で、やはり気が抜けません。



スタートフィッシング
エリート10  午前6時
一般参加者 午前6時30分


ほほお、エリート10(須磨キス釣り年間最強王者決定戦出場者10名)と一般参加者で開始時刻に30分の時間差を設けられましたか。

当日の須磨海岸の日の出は06:40。
朝6時を過ぎたころから空が明るくなりますのでまだ薄暗いうちに仕掛けを投入できるエリート10にアドバンテージがありますね。
裏街道終盤にランクインしてこられた方々は暗くなってからの釣果でしたので、この30分の間に一般参加者に先んじて良型のキスを是非ともキャッチしておきたいところです。

大阪方面から電車で来られるエリート10の方には少々不利ですが、もし私がその立場なら前夜から「シーパル須磨」に泊まる、もしくは前夜最終電車で須磨海岸入りをするでしょう。



●シロギス3匹までの総長寸で競う。
1匹でも2匹でもエントリー可能です


予想通り3匹までの総長寸争いで確定されました。
しかし23日間の裏街道期間に、午前中だけで3匹以上の良型のキスを揃えられた方は数えるほどでしたね。
裏街道4位の突破ラインも当初私が予想していた26.0cmに遠く及ばない22.1cmでしたし、22~24cm級が大会の5時間たらずで3匹釣れるような状態なら裏街道はもっとハイレベルな争いになっていたと思われます。

これはおそらく優勝ラインは「平均20cmを3匹で計60cm」あたりではないかと思われます。ひょっとすると60cmを切るかも。
そうなると最後はmm単位の争いになる可能性も高いので、釣り上げたキスの死後硬直による縮みを避けるためにはバケツとエアポンプで活かしたままにしておく必要がありそうです。


ウェイイン
下記の時間に検量会場にウェイインすること
10:30~11:00
エリート10は11:00集合  順次検量 

エリート10は11:00からの検量という事で、ギリギリまで釣れば5時間を釣りに充てる事ができますが、私は大会運営委員も兼ねてますので10:25には検量会場に到着するようにします。
となるとやはり朝マズメの数時間に鬼集中しますよ。


表彰
優勝、準優勝、ラッキー賞(ゾロ目賞)、年間最強王者

ここまでフンフンなるほど、と読み進めてましたが、
ここにきて爆弾が仕掛けてありましたよ(汗)

ラッキー賞(ゾロ目賞)ってなんじゃああ?


賞品授与 
賞品は一般、エリート10関係なく、当日の下記の順で選択できる。
ただしゾロ目1位は、先に選んだ5人の賞品から好きなものを奪う権利を有す。
①1位
②2位
③3位
④4位
⑤5位
⑥ゾロ目1位

ゾロ目はセンチ単位で同寸3匹を揃えることで、そのサイズが一番大きい者を1位とします。
例 8.5cm、8.4cm、8.1cm →8cmのゾロ目


「ゾロ目1位は、先に選んだ5人の賞品から好きなものを奪う権利を有す。」ですと?

どわー、おおらかな大会だと思ってたらなんとエゲツナイ「ゾロ目賞」。
めちゃくちゃそそられますやん。

この大会は賞品を狙うというよりも優勝・上位入賞という名誉のために戦うものだと分かっていながらも、1位から5位までの入賞者が順に選んでいった賞品の中から一番欲しいものを横取りできるとは、言い換えれば
それ絶対、友達無くすで賞


それによって30分ほど戦略を悩んだ結果(←悩むなよ)、

必死の思いで裏街道を突破して獲得した須磨キス釣り年間最強王者決定戦への出場権。

蹴落とした方々のためにも狙うのはあくまで頂点であって賞品ではない。

正攻法で堂々と3匹長寸で優勝、かつ年間最強王者の称号を目指します!

と思い直しました。



そんな中、昨日の私のブログ記事:数字で振り返る裏街道
にいただいた須磨のAさんからのコメント:
Aさんコメント

今回は もとさんにとても有利なルールになり、
エリート入りしたにも 関わらず9センチのピンギス揃えて ウェイインするもとさんが、想像出来ますが もとさんの3匹長寸 私のデカギス1匹で 抜いて 高笑いしたいと思っています


うぐぐぐぐぐ。
昨年の裏街道で27.0cm対29.4cmの壮絶なデカギスバトルをし、
今年6月の豆アジ釣りでは数を競い合い(須磨のAさんが518匹釣られた翌日私が519匹で抜き返し)
7月のbtピンギス祭りでは優勝した私に大差を付けられての2位だった(優勝:332g、2位:120g)
須磨のAさん
が露骨に挑発してこられましたよーー。


燃えてきました。

これは何が何でも須磨のAさんには勝たなければなりませんね。
(摂津市のTさんにも)

そして大きなキスをぶら下げてウェイイン会場に入り、須磨のAさんのほっぺたにくっ付くほど近くで見せつけてみせましょう!!



2004年 立命館大学パンサーズ
松下電工(現パナソニック)とのライスボウル試合前のハドル。
古橋ヘッドコーチ(現:監督)が伝える
「男には人生を賭けて戦わなアカン時がある」




にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ

終わってみればあっという間だった須磨キス釣り
年間最強王者決定戦出場権の敗者復活戦:通称裏街道
お陰様でなんとか裏街道を2位で突破できました。


ではここで私の裏街道を数字面から振り返ってみましょう。
釣り阿呆侍さんからまた「阿呆やー」と笑われるかもしれませんが。

数字で振り返る裏街道2019:


釣行回数  :9回      (平日釣行2回を含む)
釣行時間累計:82時間10分 (移動時間を除く実釣時間)

9回で82時間というと1回平均9時間ちょい。バカですねー(汗)
この季節は仕方ないね、と渋々ながらも釣行を許してくれた家内・息子に感謝します。


エサ代合計:10,200円
内訳:マムシ7,500円 青虫1,900円 イシゴカイ800円

私は原付が主な移動手段ですのでガソリン代もしれてますし、ベランダ狙い時に須磨浦公園駐輪場に1日200円を払う以外は大した費用が掛からないのはありがたいです。
タングステンシンカー、スカイシンカーといったオモリや針のロスト分を含めても9日82時間で15,000円程度の出費ならおかっぱりからのエサ釣りというのは極めてコストパフォーマンスが高い遊びだなといつも感謝しております。


キス釣果:6匹 (18cm未満は全てリリースして数に含まず)
23.2cm 23.0cm 21.0cm 19.2cm 19.0cm 18.5cm

費用15,000円をこの6匹で割ると1匹あたり2,500円のキスという高級魚になってしまいますが、その釣行から得られる楽しさはプライスレスです。


ボウズ :5回 (ピンギスはノーカウントで)

あちゃー、やっちまったなー、ですね。
10号針を使って、数ではなく型狙いとは言え釣行回数の半分以上がボウズというのはお恥ずかしい限り。
来年の裏街道は(←来年も敗者復活戦?)良型キスのキャッチ率アップが課題ですね。



裏街道の間に釣り場でお会いした方の人数:のべ94名
(お名前・ハンドルを知っている方のみ。タコおじさん等は除く)

お陰様で大変楽しゅうございました。
飲み物の差し入れなどをいただきました皆様にも感謝申し上げます。


一番多くお会いした方:たかじゅんさん 6回

土日はほぼ毎回お会いしたたかじゅんさん。
最近更に釣行ペースがアップしてるとか。


順位推移:
図1

うーん、こうしてみるとつくづく最終章で2位に落ちたのが悔しいですね。
今年の高校駅伝(男子)兵庫県大会で1区からアンカーまでずっとトップで優勝した西脇工業のように1位の座を最後まで譲らずに駆け抜けたかったところです。

これによって日曜の最終決戦において「絶対に負けられない男」が2人に増えました。

「その2人とは誰と誰か」は「○さん」とイニシャルも書けません。
イニシャル書いたら2人ともそのまんまですから。



須磨キス最強王者決定戦2019 ファイナリスト
 ぷーちゃんさん(2018年最強王者)
 須磨のAさん  (ラッキーパンチ優勝)
 たかじゅんさん(ラッキーパンチ準優勝)
 btさん    (予選プールA1位)
 まっちゃんさん(予選プールB2位)繰上げ
 オムハヤシさん(予選プールC1位)
 摂津市のTさん (敗者復活戦1位)
 もと     (敗者復活戦2位)
 あおちゃん  (敗者復活戦3位)
 たけのこさん (敗者復活戦4位)


さあ、裏街道の余韻に浸るのはこれくらいにして、次は最終戦の戦い方検討です!


にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ

01裏街道終幕
10月26日(土)からの23日間で争われる敗者復活戦:通称裏街道も長かったようでこの週末11月17日(日)18:00のエントリー締め切りをもって終幕を迎えます。


最終日前日 11月16日(土)
ここのところ家をほったらかしにしてばかりで心苦しく思いつつも11月16日(土)もまた暗いうちから須磨海岸へ向かいましたよ。
開店早々の5時の吉川釣具店で餌を購入し、ご主人と奥様にハッパをかけられながら向かうは須磨浦漁港北側。
02土曜朝
前週このあたりで23.0cmを釣り、裏街道ランキング2位に浮上してきたあおちゃんが現れたのであれこれアドバイスをいただきます。
あおちゃんもランクインしてきたとはいえ、まだ戦いは終わっていない中ライバルに惜しげもなく教えてくれますね。須磨海岸って温かくもおもしろいところだなと改めて感じます。

で、左右沖目手前とあちこち探りを入れますが、キスの活性が低くアタリがほぼありません。
こりゃ今日も厳しいか?

午前7時、場所を漁港東波止へと少々移動。
敗者復活戦裏街道のレギュレーションでは竿を複数出しても構わないとのことですので小さな天秤に投げ釣り2本針仕掛けにマムシ、青虫、イシゴカイを組合せて様々なポイントをじわじわと探り続けます。
03東波止白ブイ
ははは、どう見てもキス釣りをしてるようには見えませんね(汗)
キスが釣れるポイントは沈んだシモリや海藻の近くですので複数針は根掛かりしやすいのですが、ロスト上等、キスの回遊に当たる確率を上げる方を優先してるんですよ。

隣には遠路はるばる龍野からベランダ経由でやってきた弟やすべーの姿も。
04やすべー到着

日が昇ってくると裏街道挑戦者が続々と集まってこられます。
05続々と
更には今日は釣りが出来ないけれど仕事前に応援で、と偵察も兼ねて来られた主催者btさんや須磨のAさん、たかじゅんさんたち既にファイナリストを確定されている人たちの姿も。

裏街道挑戦者たちもキスのアタリを待ちながら相手の戦略探り合いに余念がありません。
笑い声が絶えない中も誰かの竿に反応があると皆が目つきを変えてそれをガン見する緊張感もたまりませんね。


離れたところに見えるのは「孤高のキス釣り師」寝屋川の原田さん
早速近寄ってお話をお聞きしてみます。
06原田さん釣果11匹
うわ、裏街道挑戦者たちがキスのアタリが無く苦戦する中、朝のこの時点で20cmクラスをもう7匹も。
早速お近くに移動させていただき教わった狙い目を探ってみますがその時点ではもうキスの回遊が終わった感じでアタリ無し。

「こうなったら〇〇〇〇〇〇〇がいいかも」との原田さんのお言葉に従い弟やすべーとそこへ移動。
もうこうなったら釣る人の意見は節操無く参考にさせてもらいますよ。

その場所もキスの活性はそう高くないもののなんとか21.0cmをキャッチ。
07もと21cm
遠くから来ている弟やすべーにもなんとか釣らせてやりファイナリストに割り込めるように、とアタリがあったポイントを教えますがまあそう簡単には釣れません。
腕の良しあしだけではなく、極めて小さな群れに遭遇できるかどうかは運の要素も大きいですね。

結局この日は上の1匹だけで裏街道サイズアップならず。
08土曜夕焼け
途中釣り場釣り場の状況を確認しながら帰路に着きます。

須磨浦漁港では一度ランクインしたものの途中で陥落した摂津市のTさんがたけのこさんと粘られています。
お話をお聞きすると「アタリが出始めたもののまだ圏外の21.0cmどまりです」との事。
「アタリが出始めた」との言葉にやや後ろ髪を引かれつつもこの土曜は私は帰宅しました。


そしてその夜btさんのブログが更新され最終日前夜時点での裏街道ランキングが発表されました。

 ①摂津市のTさん 23.5cm ranked in!
 ②もと     23.2cm
 ③あおちゃん  23.0cm
 ④たけのこさん 22.1cm ranked in!

うわわわわ、2位に落ちた!!

真っ暗になった後も粘り続けたお二人に「夜の女神」がここで微笑んできましたか!
そして私と通過ラインである4位のたけのこさんとのサイズ差はわずか1.1cmにまで縮んできましたがな。


これは裏街道最終日の11月17日(日)、意地でもサイズアップしなきゃ5位以下への陥落も十分あり得ますよ。
ううううう、あれこれ考えてしまい寝づらいですがなんとか眠って日曜は3時起床。
10時間ほど前まで釣っていた須磨海岸にまた走ります。


裏街道最終日 11月17日(日)
前夜摂津市のTさん、たけのこさんが釣ってらっしゃっていたポイントを押さえたのが午前4時30分。
暗いうちに暗いうちにと気が急きますがなかなか来ないキスのアタリ。
粘っているうちにもだんだん明るくなってきて夜明け前の真っ暗タイムはノーフィッシュ。

この時間帯、魚が釣れないとホントに寒いんです。
もちろんそれに備えて完全防寒体制で臨んでますが、釣り竿を持ってなかったら絶対職務質問されそうな不審者ですね。
10防寒


明るくなったあと、アタリはそう大きくなかったものの重量感のある魚が来ましたよ。
竿は叩かずグングン引き込みながら上がってきたのは23cmの子持ちマコガレイ。
11マコガレイ23cm
うーん、今日会いたいのは君じゃない!

通常なら喜んで持ち帰るところですが今日の私の狙いはデカギス1本。
針掛かりも良かったので、「須磨の女神よ、逃がしてやっている姿に感心してデカギスを私の前に連れてきて!」と願いながらそっとリリースしました。

しかしその後もピンギスやチャリコ、クサフグのアタリはあるものの須磨の女神は微笑まず。
今日も大勢の裏街道挑戦者が押し掛ける中、須磨浦漁港の中をあちこち探りますがかなり厳しい状況です。

救いは他の挑戦者たちにもデカギスが釣れてなさそうなこと。
日が傾き始めた午後、場所を改めてデカいの一発を狙いますよ。



投げ続け、アタリを待つこと1時間。

手持ちの竿先に
ググッ ゴン!ゴン!
の待望の良型キスのアタリが!

すかさず竿先を送り込み、ベールも起こしてソワソワしながら待ちますよ。
すると弛んでいたラインがスススーーーっと引っ張られていきます。

引かれる方向に竿先を送り込み更に待つこと10秒。
ギュン、ギュン、ギューーン
と竿先が水面に向かって引き込まれます。
そこでやっと竿を立てるように軽く合わせると手に感じる重量感と暴れる魚の手応え。

来たか来たか、来たかーーーー?

どやっ!


EJk60FmUcAIIUUw


うーん、残念、エントリー済みの23.2cmにわずかに足りない23.0cmでまたしてもサイズアップならず。

しかしそれを見た周りの裏街道挑戦者のh_nさんや大阪の稲田さんが「時合到来だ」と俄然燃え始められます。
そりゃそうですね、これと同サイズを釣ればほぼ裏街道突破が見えてきますので。
こりゃ私もますますうかうかできません。

h_nさんがそのあとキスのアタリをものにされますが20cmに届かずすぐにまた仕掛けを投入。
その間にも日はどんどん傾いていきます。
18時のエントリー終了まであと2時間!!

大阪の稲田さんは的確にポイントに仕掛けを寄せてらっしゃいます。
見ているとじっと回遊を待つ手が自然に合わさってます。
かすかに聞こえる小さな声は「キセキ、起きてくれ」。


皆、片膝を地面につけ、竿先のアタリに鬼のように集中しています。

するとその稲田さんの竿先に良型のキスらしいアタリが!

もう周囲の裏街道挑戦者も敵味方なく自分の竿のアタリように
「行け、引き込め、竿先を持っていけ!」
と小さめの声で応援を送ります。

素晴らしい勝負終盤ですね。


今だ!と満を持して竿を手に取る稲田さん

しかしスッと軽くなる稲田さんの竿先。

うーーーーん、残念ながら掛かりませんでした。

それでもまだまだー、と次の餌を投入されますがもう残り時間はわずか。
16終了


そして日はとっぷりと暮れ、残り5分!と踏ん張りながらもタイムアップで残念ながら皆納竿。
互いの検討を称え合い、頭を下げ合う姿もチラホラ。

これにて裏街道はノーサイドとなりました。

さあ、あとは主催者btさんからの最終結果発表を待ちましょう。




btさんブログ blue tetristの釣りノートでの発表(11/18)
2019ファイナリスト決定
http://bluetetrist.blog.jp/archives/81511852.html

気になり過ぎる敗者復活戦突破者は!
 摂津市のTさん (敗者復活戦1位)
 もと     (敗者復活戦2位)
 あおちゃん  (敗者復活戦3位)
 たけのこさん (敗者復活戦4位)


よっしゃーーーーー!
敗者復活戦の枠4つに対し、2位で突破!!!
須磨キス釣り年間最強王者決定戦のファイナリストに決定!


応援いただきました皆様、ありがとうございました。
本戦(11月24日(日))も頑張りまーーーす!!

にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ

01

須磨キス釣り年間最強王者決定戦の敗者復活戦、通称 裏街道のエントリー期限まで1週間を切りました今週の平日。

現在のところ裏街道突破4人枠において、なんとか薄氷の暫定1位をキープできておりますが、平日釣行が可能な方々が今も須磨で虎視眈々とランク入りを狙っているかと思うと居ても立ってもいられません←あかんやつ
んで、仕事を前後の日にやりくりして休みを取ることに成功した11月13日(水)は平日裏街道に突撃しましたよ!


問題は釣り場をどこにするか。

btさんのブログ記事
11.9~10魅惑のロースコア&クリスマス会開催
http://bluetetrist.blog.jp/archives/81455167.html
によると、

1.2cm差で最終章へ!
沈黙するベランダ、爆釣一転タフる千守。
調子の出てきた漁港もサイズが上がらない。
泣いても笑っても残りは一週、ジリジリとした戦いを制するのは誰か?

私だ!

おっと失礼、少々興奮しました。


日時は2019年11月13日(水)朝9時
場所は須磨浦漁港で手堅くわずかながらでもサイズアップを狙うかで悩んだのですが、ここは沈黙が続く須磨浦公園ベランダにて確率は低くても一気に大幅突き放しを狙うことにしました。


ここは過去27cmオーバーのデカギスが多く釣られている実績釣り場です。
最大は2016年11月24日に人呼んで「ベランダの皇帝」元気屋マッキーさんが釣られた30.5cm。
↓私が昨年の裏街道で自己最長寸の27.0cmを釣ったのもここです。↓
03
いやー、あれよりも3.5cmもデカいのがいたんですね。

今年もデカギスが来るとしたらここだと、ここのところずーっと通っていますが「今年は一体どうしたベランダ」という状態が続いています。


通常ここではデカギスの回遊ルートを探ってここぞというところで仕掛けを止めてアタリを待ち、アタリが無ければ少し動かすという釣り方をします。その釣り人達の姿はまるで「動かないストリートパフォーマー」、いや、「時々動くパントマイム」か。

ピンポイントの向こう側に仕掛けを投入し引いてくるのですが、音に敏感なキスを散らさない為には海面での「ドボーン」という着水音や海底で錘がシモリに当たるゴツゴツ音をできるだけ小さくする必要があり、ジェット天秤などではなく小さく軽い錘(丸玉2号程度)を使うのが重要です。

そしてモゾモゾッ、とかゴン!ゴン!というアタリがあったら決して即合わせはせずに竿を寝かせてラインを前に送り込み、弛んだラインの動きを見てキスの状態を確認します。

キスは餌が付いた針をいきなり丸飲みするのではなく、砂に潜って頭だけを出しているイソメ類を水中に引っ張り出すように放り投げるので、ここで合わせてもまず空振り。
そして餌のついた針が大きく動いて違和感を与えたらそのキスは警戒して当分針に近づいてこないのです。

この、アタリがあってから掛けるまでの難しさとドキドキ感がデカギス釣りの醍醐味ですね。

そして待つうちにラインがスーーーっと動き「よし、針を咥えてるぞ。さあ、持っていけ!」と思ったあたりで心臓のバクバクは最高潮に達し、次の瞬間には竿先が海に突き刺さるようにギューーーンと。

竿を立て巻き上げていくと、最初の引きほど抵抗しなかったり竿先が急に軽くなり「あれ?まさかバレた?」と思ったりしても油断してはいけません。またグングン暴れます。
重量感にこれはきっとデカギスだぞと期待して巻き続け、ようやく水面に見えてくる長い薄茶色の背中。

うーーん、たまりまへんなあ!


ところがですよ、、、
今年のベランダは20cmまでのピンギスは釣れるのですが、20cmオーバーのキスのあの大きなアタリが全然感じられないのです。
おそらく多くのウラカイダーさん達もベランダに足を運んでは撃沈しているのでしょう。
デカギスが釣れたという情報も全く入ってきません。

でも、今年に限って25cmオーバーのキスがベランダ周辺に全くいない、とは考えられませんね。
必ずいるはず、と信じ続けて昨年4回連続デカギスがボウズのあと5回目でやっと27.0cmを釣ったことを思い出しながら今朝も第一投!
04

竿:ダイワ磯竿2号4.5m、リール:イグジストLT2500、錘:タングステンバレットシンカー3/8オンス、針:大キスS、ハリス1.5号、エサ:マムシ

あ、この日は同様に仕事が休みの弟「やすべー」も須磨に来ておりまして「裏街道兄弟対決」にもなっています。
05

また逆側には最近須磨のキス釣りに来られ始めたというAオキさん(伏字になってない)のお姿も。


しかし、必ずいるはず必ず来るはずと投げ続けても来るのはチャリコ、クサフグ、キュウセンベラのベランダ外道三兄弟ばかり。
弟やすべーもフグ
06
うーん、これでは裏街道兄弟のはずが外道三兄弟を釣る外道兄弟でんがな(涙)


6時間ほど粘ったところで今回もデカギスは釣れずギブアップし、平日裏街道はおしまい。

これで残すところ裏街道釣行が可能なのは最後の土日(11/16(土)+11/17(日))2日のみ。

沈黙のベランダであくまで25cm以上を狙ってギャンブルし続けるか。
サイズは伸び悩んでいるものの実績はある別の釣り場で少しでもサイズアップを狙うか。

エントリー期限の11/17(日)18:00まで、融け始めている薄氷を踏みながらもあれこれ策を練って裏街道にトドメを刺すデカギスを狙いますよ!


【ご注意】
11/17(日)は神戸マラソン2019開催の為、須磨海岸近くの国道2号線は08:50-14:00の間、全面通行止め(横断も不可)になります。
JR須磨駅で降りる電車釣行は問題ありませんが、自動車・二輪の方、山陽電車を利用の方はご注意ください。

traffic_1


にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ

11月24日(日)に行われるbtオープン2019でのエキシビションマッチ:
須磨キス釣り年間最強王者決定戦
への出場権10人枠(エリート10)のうち、出場確定済みの6名を除く4名枠を争う敗者復活戦、通称裏街道
も前半の2週が終わり、ここまでのところ私は10月27日(日)に釣った23.2cmのキスで薄氷の1位をキープしておりますがはてさてこの後はどうなりますやら。

敗者復活戦(裏街道)11月4日時点の順位(上位4人が通過)
 1位 もと      23.2cm 10月27日
 2位 釣り阿呆侍さん 22.0cm 11月 3日
 3位 尼崎のshさん  22.0cm 11月 4日
 4位 No.1さん    21.6cm 10月27日

戦況は予想よりも低空飛行で推移しており、敗者復活戦通過ラインは26.0cmという予測も下方修正が必要な感じです。


ところで「デカギス」「デカギス」とよく表現しますが、そもそも「デカギス」とは何cm以上のキスの事を指すのでしょうね。

それを確認するために取り出したのは私のキス釣りのバイブル「新キスのすべて」
新キスのすべて

昭和時代の釣り雑誌「週刊釣りサンデー」の別冊で当時の小西和人社長がこよなく愛された大ギス釣り(氏はデカギスではなく大ギスと表現)に関して、多くのキス釣りの猛者のノウハウを終結された名著です。

その中で小西和人氏はこう語ってらっしゃいます。

大ギスとは、いったい何センチ以上からいうのだろうか…。
釣り方の違いから言うと、23センチをこえるあたりからのように思う。
これがさらに27センチオーバーになると違いは極端になり、30センチオーバーの巨ギスになると初めての人には「どんな巨魚がきたのか」と思うほどの、スゴイ当たりでくる。


なるほど小西和人氏はキスのアタリの強烈さは3段階あり、それが23cm、27cm、30cmで強烈さのギアがシフトアップするという体験から来る印象をお持ちだったですね。
で、まずは23cmがデカギスと呼べる基準だと。

またそのあとのページでも「大ギスを狙うならば竿は手持ちよりも置き竿の方がよい」「大ギス狙いの餌はマムシ」など30年以上前からデカギスの狙い方を極めようとされていたんだと感服します。


さて残る休日はあと4日となりました11月9日(土)。
裏街道への更なる挑戦でサイズアップを狙いますよ。

前日11月8日(金)に出場確定組の須磨のAさんが24.8cmを釣られたという情報が入っておりますのでとりあえずのこの日の目標はそれを1mm上回る24.9cmにしましょう。

この日昼前から午後にかけて所用があり、夕方からは伯楽の大家さん主催の「のべ竿愛好会月例会」があります中、まずは早朝のベランダからスタート。
IMG_7772
竿:ダイワ磯竿2号4.5m、リール:イグジストLT2500、錘:中通し丸玉2号、針:大キスSでマムシ餌を遠めに投げて狙いのポイントまでゆっくり引いてきて止め、デカギスの回遊を待ちます。

途中18cm~19cmのキスは釣れますが全てリリース。
うーーん、今朝もまだベランダは開幕せず、という感じですね。
午前8時に一旦納竿し帰宅。
用事を済ませて14時に今度はのべ竿愛好会月例会の会場である須磨浦漁港に向かいます。
こちらでは夕まずめから夜に浅瀬に接岸して餌を追うデカギスを狙いまっせー。

のべ竿愛好会では安全に配慮する事とのべ竿を使う事を守れば特にルールらしいものは無いゆるーい集まりですが、デカギス狙いの私はかなり真剣そのもの。
周りでアコウ(btさん)
902

35cmのマアジ(釣り阿呆侍さん)
IMG_7801

などが釣れてもデカギス以外は私にとってはすべて外道だとばかりに頑なに浅瀬で鮎竿を振り続けます。(結局15cmくらいのガシラが1匹だけでしたが)

会が終わって場所を移動して朝4時まで釣り続けましたが良型のキスは来ず、27.2cmのチャリコを追加してこの週末はおしまい。


そして今日11月11日、btさんブログにこの週末のランキングが発表されました。
11.9~10魅惑のロースコア&クリスマス会開催

暫定順位(11月10日現在)
①もと    23.2cm
千守東突堤内側
②あおちゃん 23.0cm
須磨浦漁港北側
③釣り阿呆侍さん 22.0cm
千守東突堤内側
④尼崎のshさん 22.0cm
千守東突堤内側

次点
じょんすけさん※ 21.6cm
須磨浦漁港
※旧姓名 のべ竿愛好会 会員No.1さん

うわー、あおちゃんがランクインしてきて、私はなんとか1位をキープしたものの4位との差はわずか1.2cm。これはエントリー期間終了まで全く気が抜けません。


裏街道のエントリー期限は11月17日(日)の18:00。
そのギリギリまで、どこかにいるはず必ずいるはずと竿を振り続けますよ!


画像はbtさんからのいただき物のアコウとガシラの煮付け。
IMG_7823

大変美味しゅうございました!感謝

にほんブログ村 釣りブログ 近畿釣行記へ

↑このページのトップヘ