この夏、私はキスがあまり釣れていません。

長い梅雨が明けた8月、一気に酷暑の日々が続き浅場の水温が急上昇してキスが好む環境を超えてしまったのでしょうね。
2020年の私の釣行記録を振り返ると、全釣行回数53回のうちでキスを狙ったのは19回で持ち帰ったキスの数は170匹。
全て飛距離50メートル以内のちょい投げでのキス狙い釣行1回平均わずか8.9匹という厳しさです。


ただ遠投派の方々を中心に20センチ超えのキスを含む数釣りもなさっているようですので狙うポイントが現在の私のままではダメだという事なのでしょう。

では私はどうするか。
昨年まぐれで獲得したタイトルとはいえ、痩せても枯れても現在の須磨キス釣り年間最強王者としてはこのあたりでドカーンとデカギス釣りと数釣りを両立させ、
どんなもんじゃい!
と吠えたいところです。


それで思い出したのが3年前の夏。
たつの市御津町の新舞子海岸で、手漕ぎの貸しボートを漕いで沖合に出て釣ったキス。
最長寸は23センチ程度でしたがその数76匹。
過去の私の数釣りとしては最多記録となっています。
 


では今年もお盆の帰省を兼ねて実弟やすべーと出かけてみましょう。

帰省したのは8月14日(金)から15日(土)の1泊2日。
キス釣りは2日目の早朝にするとして、1日目は久しぶりに龍野の街を歩いてみます。

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たつの市を流れる揖保川。
大鮎が釣れる清流ですが、ここ数年は何が悪いのか放流しても放流しても鮎が釣れないという状況になってますので今年はアユ釣りはやめておきましょう。

龍野は淡口醤油と播州素麺の産地でもあり、大小含めた多くの醤油蔵が並んでいます。
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同じ県内ではありますが懐かしい風景が今も残る故郷があるというのはありがたいことなのでしょうね。

そんな街にはお醤油の自動販売機もあります。
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飲み物と一緒に濃口醤油、薄口醤油、もろみなどが売られているのはユニークですね。
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さて一夜明けた8月15日。
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やすべーが予約してくれていた井野さんの貸しボート2艘にそれぞれ乗り込みまずは沖へ漕ぎ出します。
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この新舞子海岸は兵庫県でもまれにみる超遠浅で岸から100メートルほど沖に出ても時々ボートの底が海底の砂をこするほど。
このあたりだと日が昇ると水温も高くなりすぎるでしょうから沖合300メートルくらいまで出てみますよ。
ここまで来れば岸からはどんな遠投上手な方でも届かないポイントが狙えます。
さあ、釣るぞ!


ところが。。。。
3年前と同じ2本針にイシゴカイの仕掛けなのに、キスのアタリがありませーーーん。
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釣り始めて1時間後くらいに12センチくらいのキスがやっと釣れてボウズは逃れたものの、その後また1時間ほど経ってやっと2匹目、というキスの群れの薄さ。
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更に沖に出るとキスのアタリがなく、逆に岸近くまで移動してもキスがいません。
むむむ、どうなってるんでしょ??


途中やすべーに聞いても「キス、おらんなー」との返事。

そうこうしているうちに日が高くなり暑くなってきたので10:30に納竿。
さあ、結果は!
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 左の3匹:やすべー  右の3匹+20センチほどのマゴチ:私

わははっ、まあ、
こんなもんじゃい!

いやー、しかし、ホント厳しいですね、今年の真夏のキス釣り。
もっと精進せなあきませんね!


※どんなもんじゃい、こんなもんじゃいの表現は揖保川をアユ釣りの主戦場とされているがまかつフィールドテスターのワイルドダンディ様よりお借りしました。お礼申し上げます。

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